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地域活性化という「遊び」

竹箸作りのゴール果てしなく 創作の秋の夜は更けていく

地道な努力を積み重ねてきた子供たちのコース料理。
おかげさまで
予約が増えつつあります。
材料の調達から下ごしらえ
器選び盛り付けまで
子供たちが隅々まで気を配ったコース料理の内容と同じくらい
高い評価をいただいているのが
手作りのお箸。
食事していただいたお客様の中から
毎回のように欲しいとおっしゃる方がいらっしゃいます。
素材は竹。
田舎では耕作放棄地と同じく問題になっている放置竹林。
ちょっと1本切らせてくださいとお願いすると
断られるどころか
1本と言わずついでに10本くらい切っていってよ!
と冗談抜きでお願いされます。
そういうわけで
彼らが3歳でノコギリやナイフを使い始めた頃から
最も親しんだ材料は
間違いなく竹でしょう。
1本切り倒しても
引きずれば子供一人でも運べるほど軽く
切ったり割ったり熱で曲げたり
そのあとの加工が容易なのも
子供たちにはうってつけ。
お箸はもちろん
刀や弓やコップに柄杓。
非常に丈夫なので
土壁の下地にも竹小舞と言って竹が使われています。
数年前
古民家の土壁の補修を見学させていただいたことがあるのですが
そこのおばあさんは
百姓が竹なんか断じて買うもんじゃない!と
山で自ら切り出した竹で
あっという間に小舞の材料を作ってしまったそうです。

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