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【地域活性化という「遊び」】
竹箸作りのゴール果てしなく 創作の秋の夜は更けていく
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第56回 2020年10月23日
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おかげさまで
予約が増えつつあります。
材料の調達から下ごしらえ
器選び盛り付けまで
子供たちが隅々まで気を配ったコース料理の内容と同じくらい
高い評価をいただいているのが
手作りのお箸。
食事していただいたお客様の中から
毎回のように欲しいとおっしゃる方がいらっしゃいます。
素材は竹。
田舎では耕作放棄地と同じく問題になっている放置竹林。
ちょっと1本切らせてくださいとお願いすると
断られるどころか
1本と言わずついでに10本くらい切っていってよ!
と冗談抜きでお願いされます。
そういうわけで
彼らが3歳でノコギリやナイフを使い始めた頃から
最も親しんだ材料は
間違いなく竹でしょう。
1本切り倒しても
引きずれば子供一人でも運べるほど軽く
切ったり割ったり熱で曲げたり
そのあとの加工が容易なのも
子供たちにはうってつけ。
お箸はもちろん
刀や弓やコップに柄杓。
非常に丈夫なので
土壁の下地にも竹小舞と言って竹が使われています。
数年前
古民家の土壁の補修を見学させていただいたことがあるのですが
そこのおばあさんは
百姓が竹なんか断じて買うもんじゃない!と
山で自ら切り出した竹で
あっという間に小舞の材料を作ってしまったそうです。
毎回のように欲しいとおっしゃる方がいらっしゃいます。
素材は竹。
田舎では耕作放棄地と同じく問題になっている放置竹林。
ちょっと1本切らせてくださいとお願いすると
断られるどころか
1本と言わずついでに10本くらい切っていってよ!
と冗談抜きでお願いされます。
そういうわけで
彼らが3歳でノコギリやナイフを使い始めた頃から
最も親しんだ材料は
間違いなく竹でしょう。
1本切り倒しても
引きずれば子供一人でも運べるほど軽く
切ったり割ったり熱で曲げたり
そのあとの加工が容易なのも
子供たちにはうってつけ。
お箸はもちろん
刀や弓やコップに柄杓。
非常に丈夫なので
土壁の下地にも竹小舞と言って竹が使われています。
数年前
古民家の土壁の補修を見学させていただいたことがあるのですが
そこのおばあさんは
百姓が竹なんか断じて買うもんじゃない!と
山で自ら切り出した竹で
あっという間に小舞の材料を作ってしまったそうです。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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