ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

地域活性化という「遊び」

竹箸作りのゴール果てしなく 創作の秋の夜は更けていく


ホームセンターで
中国製の竹が売られているのを見て
うちの子たちは
竹なんか買う人いるの?
とびっくりしていますが
ちょうどそれと同じ感覚なのでしょうね。
子供たちのお箸作りの話に戻ります。
以前は切り出した竹を割った後
一本一本ナイフで削り
紙やすりをかけていたのですが
あまりに時間がかかるのと
その方法だとどうしても
形や大きさが揃いません。
大人からすると
そこがまた子供らしいというか
手作りの良さでもあるのですが
作者である子供たちは
やはり不満足。
いろいろ考えた結果
今は鉋(かんな)を使って作っています。
木で型を作ると
ナイフで削る何倍ものスピードで加工でき
形や大きさもほぼ一定になります。
さらに鉋というのは
大工さんがもっとも大切にするという道具だけあって
きちんと手入れし
削った鰹節(かつおぶし)の表面が光るほどに研ぎあげた刃で削ると
お箸の表面はあたかも塗装を施したかのようなツヤが出るため
表面の仕上げは不要。
ここから以前のように
サンドペーパーを使うと
かえって表面の傷になってしまうほどの美しい仕上がりです。
表面の仕上がりに加え
長さと太さのバランスから生まれる
見た目の美しさにも注意を払いつつ
最後に面取りをしたら完成ですが
持った時の手触りを確かめ
できたお箸を使って実際に食べてみた結果
全て面取りをするのではなく
先の方は食べ物が滑らないように
3センチほどあえて角を残した方が良いのではという意見が出ました。
実際にやってみて
確かに豆や麺類など滑るものは
角がある方が良いのですが
お箸自体が口に入った時の舌触りも考えねばならず
そうなるとメニューによって仕上げを変えたらどうか
いやメニューごとに変えるのは面倒なので
お箸自体を八角形にしてしまったらどうだろう
という新たな意見もどんどん飛び出して
子たちが目指すゴールは果てしなく
我が家の創作の秋の夜は
更けていくのでありました。

関連記事

powered by weblio