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アルパカファームの経営・労務事件簿

クラウド活用で従業員情報を効率管理

コロナのもとでもどうにか生産と売り上げを保ったアルパカアーム。次のステップとして事務処理の効率化・低コスト化も図りたい。クラウド活用が視野に入ってきた。
千代 社長、これ先月の売り上げと費用、取引先への出荷量の一覧です。前年同月比の売り上げは今月もプラスです。3カ月連続ですね。
藤田 プラスか、それは安心した。今年は新型コロナウイルスの影響もあって売り上げの変動が大きかったけど、取引先は増えたのにパートとアルバイトのみんなのおかげで今のところ供給は不足なくできてるね。
千代 そうですね、この状況でも辞めたりせずに頑張ってくれたおかげです。世間では緊急事態宣言以降リモートワークが増えたり、働き方が大きく変わりましたからね。うちの農園はパートとアルバイトの6割が既婚の女性ですけど、家庭内の変化が大きいなかでもソーシャルディスタンスを守りながら勤務時の人数を制限してローテーションを組んで解決できました。今後のことを考えても良い方向につながりましたね。
藤田 あれはみんなが知恵を絞ってくれたから出てきた作戦だよね。僕は規模を縮小しようかと悩んでいたんだ。特に学校が閉鎖して給食用の野菜が必要なくなったときは、それしか選択肢がないと思ってた。でも、パートの竹内さんが「スーパーや道の駅はすごい人が来てる」って教えてくれたから思いとどまったんだよ。生産しつづけた結果、スーパーの販路が倍増したしね。
千代 あのときはとにかくネガティブにしか考えられなかったですからね。竹内さんだけでなく、全てのメンバーに支えられました。これから秋、冬とさらにうちの農園は忙しくなりますね。
藤田 そうなんだよ、これからが本番。さすがに人手が足りなくなってきたし、アルバイトを募集しようと思っているんだ。あと、営業も強化したいから、実はパート・アルバイトのなかから、時短の社員を募集しようかなと思ってる。今はメンバーのスケジュール管理を千代ちゃんがやっているけど、管理・まとめ役を時短の社員に任せられれば、千代ちゃんはもっと自由に営業にも動けるようになる。

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