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人生・農業リセット再出発

夢を見る、空を飛べないトリ

宝塚スター舞台で大きな羽飾り、ヨーロッパ騎士は帽子に飾り、英国王族の羽紋章になり、エジプトでは真実と公正の神としてファラオが用いた。沈没タイタニック号で最も高価だった積荷は3億円相当の12ケースの羽根だった。
我が国には江戸初期にオランダ東インド会社が南アフリカから持ち込んだ。静電気を帯びないので精密機器の毛バタキに重宝され、水玉模様の皮革で作ったエルメスのハンドバッグは250万円で店頭に並ぶ。
夏の終わりに鹿児島からJALで羽田へ着陸、“OSTRICH⇒駝鳥”の可愛いヒナのツガイが我が家にやってきた。生後3週間でも、40年も庭で放し飼いのチャボたちの数倍も大きいのに驚く。1カ月が経ったが、その成長の早さに目を見張る。アフリカ原産だが、北海道から沖縄の環境まで育つ適応力。糞尿などの悪臭もなく、鶏の飼料や野菜クズ、小石など何でも食べる。声帯がないので我が家の孔雀みたいに大音響で叫ばない。空はまったく飛べない地上最大の鳥だが、卵も肉も入手先が少なく、日本での需要と供給はこれからだ。

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