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人生・農業リセット再出発

夢を見る、空を飛べないトリ


雑食性の草食で、牛や豚の20%程度の餌で育って成長も早く、生産効率が高い。肉は、高蛋白、低脂肪、鉄分豊富で栄養価が高く、赤みが強くて歯応えのある食感で、身体に良い野菜のような肉で「ベジタブル・ミート」と呼ばれ、ダイエットやスポーツ選手のヘルシー高級食材として認知が広まり、ホテルや著名レストランからニーズが多い。甘み成分のアミノ酸が豊富で、ステーキや刺身など生食でも人気があり、クセがないので和洋問わない。100gの肉当たりのエネルギーkcalは94で、牛肉498、豚肉263、鶏肉253と比較して低く、脂質、コレステロール値も同じく低い。1年で体高2.5m、体重150kgの巨漢に育ち、肉は1kg当たり5,000円と和牛と同じ高値。卵は年に50個を産み、大きさは鶏卵の25倍、重さ1.5kg、免疫力が高いので大量の抗体製造に医療界で注目され、1個平均5,000円で取引される。卵殻は厚さ2mmで頑丈、長さ17cm、直径15cmもあり、卵黄は世界最大の単細胞。駝鳥抗体抗菌スプレーは、30mlが1万円もする。
2年目ごろから産卵するので、卵を食べるか、孵化して増やすか思案のしどころだ。1個の卵から、コクがあって臭みのない超特大の卵焼き数十人分が作れるので、我が家のプールサイドで開催している200人前後が集まるBBQイベントで楽しめる! 割った殻は通販で高価販売されている。だが待てよ、卵1個が5,000円として年間50個産んだら5,000円×50個=25万円! いやいや、卵も肉も我慢して数年かけて孵化させて増やすとどうだろう? 駝鳥が数十匹に増えて牧場になれば、大きなビジネスになる! 問題は今はテニスコートに小屋を作って飼っているが、大人になれば運動場が必要だ。数十匹ともなれば広い畑が必要だ。ところが持つべきものは友。休耕地を持て余している農業青年が駝鳥の見物に来た。全国で主催している勉強会仲間にアイデアを話したら、トントン拍子に話が進んだ。牧場提供と飼育、クラウドファンディングでの利回りの良い資金供与など夢が広がり始めた。都内ホテルの料理長から応援メールが届いた。2年後の成鳥で産卵が始まり、80歳まで生きる。あれ? 捕らぬ狸の皮算用……までは良いのだが、俺ってその頃いくつだっけ。幾星霜を経た活動時は役に立たなくなっているかも? いやいや、松下幸之助が言う、「今やらねばいつ出来る、わしがやらねば誰がやる!」だ。みんな夢を見るために生まれてきた。ダチョウも賛同して「ソウダチョウ!」と言ってくれるに違いない。

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