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シリーズ水田農業イノベーション

子実トウモロコシ 今年の試みはモバイル乾燥機-花巻子実コーン組合・盛川農場



スピードと量とコストのバランスを考える

理想を言えば、作業効率が最も高いのは大型コンバインによる収穫スピードと乾燥調製のスピードが同じとき、つまり作業の川上と川下が同じスピードで連動したときだ。実際には、モバイル乾燥機は屋外に設置するため雨対策も考えると難しいことだが、盛川氏は全体の作業効率の観点からモバイル乾燥機のスピードを評価した。
ただし購入価格と収益とのバランスの問題も残る。また、密閉包装でサイレージ化すれば出荷するまで屋外に保管できるが、乾燥した状態で出荷する場合は屋内の保管施設が必要になる。今年は乾燥後に順次出荷したが、量が増えれば施設の新設が必要だ。さまざまな状況とバランスを複合的に考えながら、盛川氏はまた来年に向かう。

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