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特集

農業に規制改革を! 中編 農業関係者の訴え 分類別編(1)


私たちにも落ち度があるのかもしれないが、いままで通っていたものが形を変えただけで急にできなくなったのには違和感を覚える。また、共同購入をしなければ、輸入コンテナを個人で一つ取らなくてはいけないので、一人で買える人と買えない人に差が生まれる。
販売して何割も利益を上げるわけではないし、必要なお金はきちんと払っている。しかし、自家消費のために輸入するプロセスが違うだけで、これまで同じことができなくなってしまったのは不満だ。
あるいは、コンテナ何個以内なら自家消費として認めるとかならばわかる。使う量が少ないものもあるので、一つのコンテナに何人かが必要な分を一緒に積めれば単価も安くなって効率的だ。
その際、その中心になる人はまとめなければいけないし、海外に送金もしなくてはいけない。通関の手続きを輸入業者に依頼もしなければいけない。ノウハウも知らなければならないから、多少の対価は払わないといけない。しかし、その人の利益になるほどの金額にはならない。本当に雀の涙だ。

■日本農業を良くするためには
私たちの肥料代は大体年間1300万円かかる。そのうちのほとんどは輸入物で、なるべく安くしようと思ったら中国からの輸入になる。
そのため、肥料の登録をするのだが、これにも手間がかかる。お金の問題もあるが、成分分析に出さなくてはいけない。これに手間と時間がかかるのも大きなネックになっている。
外国からある肥料を輸入しようとしたら、成分中の何%は窒素が基準といった基準があり、それに適合しなければ肥料として認められない。最初は、輸入したい肥料のサンプルを外国から輸入し、それを分析して成分が基準に合っていれば、FAMIC((独)農林水産消費安全技術センター)に持っていき、肥料登録申請をする。そうしてやっとその肥料は輸入第〇〇号と書かれた登録書が出て、輸入が認められる。
外国から肥料を安く手に入れることで、農作物の値段も抑えられる。そうなると、輸入作物に対する競争力につながるのだが、肥料の輸入にお金と手間がかかることで、その機会を奪われてしまう。
外国の農産物が安いのは、規模もさることながらそればかりではない。日本では、肥料をとってみても、煩雑な決まりごとが合って、その分、いろいろな費用がかかってしまう。それがもっと自由になれば、日本の農業ももっといい方向に向かっていくのではないだろうか。

【ケース2 日本の農薬と肥料の認可制度に大きな差がある/(有)山口ティー・エル・オー技術移転コーディネーター境 昭二(山口大学工学部)】

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