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特集

農業に規制改革を! 後編 農業関係者の訴え 分類別編(2)


その結果、地域コミュニティの破壊を招きかねない対立が生まれ、高齢者が多いなか、夏の雑草処理の負担が増大している。前述した通り、田畑の雑草の野焼きは廃棄物処理法的に照らして問題ないのだが、野焼き規制の強化を求める人たちは、代わりに森林法を持ち出したりして何が何でも規制させようと躍起になっている。
地域の行政が野焼きの通報に動かなくなるように政治が動かないと、問題はくすぶったまま何十年と続いてしまうだろう。
コメ・和牛肥育生産者 有坪民雄(兵庫県)

【JAの員外監事監査が機能していない 】 
規制改革の名の下にJAは公認会計士監査を受けることになったため、JAに改革してもらいたいと思い、員外監事を引き受けた。しかし、この監査では内部統制監査が中心で、肝心の経営に関しては以前のJAグループの監査機構監査のほうが充実していたように感じる。公認会計士監査を入れた意味を理解できずにいる。監事監査ではJA運営には厳しく監査指摘しているが、政府の形だけの規制改革は、的外れになりかねないとも感じている。
経営コンサルタント 福島久

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