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また、インターネット上でプロジェクトを公開し共感した方から支援や商品を予約購入してもらう「クラウドファンディング」という仕組みも一般的になりました。東日本大震災の前後から存在していましたが、この5年ほどでかなり認識が広まり資金を集めやすくなった印象があります。
【自ら会社立ち上げファンディング成功】
私たち(株)Share Re Greenも、「毎日の食事を楽しみに変え、孤食をなくす」ことを目的とした、野菜とはちみつのお絵かきクリーム「やさいのキャンバス」という商品でクラウドファンディングに挑戦しました。
期間は11/17~12/29の42日間で、目標金額は60万円。クラウドファンディングには、「寄付型」「購入型」「投資型」という3種類があるのですが、最も一般的な「購入型」を実施しました。
購入型とは、支援していただく金額をいくつかのパターンに分け、その金額に見合った「返礼品」を支援者にお送りする仕組みです。要するに、新商品や新サービスの“先行販売”を実施するというイメージになります。
購入型のクラウドファンディングのなかにも何種類かのサイトがあるのですが、今回は「Makuake(マクアケ)」というサイトに掲載しました。マクアケは、有形物の新しい商品が好きな消費者が利用者に多いので、モノの方がサービスよりも売れやすいという特徴があります(これは私がクラウドファンディング実施前に様々な媒体を比較した私見です)。このように、各サイトごとに特徴がありますので、実施する際は事前比較をお勧めします。
以下、実際にクラウドファンディングを実施してみて感じたことを、お伝えします。
【メリットは資金調達だけにとどまらない】
(1)実施者の身近な人から応援されやすい
クラウドファンディングの仕組みでは、一般的に75~80%の支援金が実施者の知り合いから集まるといわれています。実際私たちのプロジェクトでは82%が実施メンバーの直接的な知り合いでした。いかに身近な人たちから協力していただけるかが成功の鍵なので、クラウドファンディングの実施時期をお知らせしましょう。
私もそうでしたが、学生時代の友達や関係性の薄い地元の知り合いなど、思ってもいなかった人から応援していただけることがあります。ちなみに、クラウドファンディングの成功の鉄則としては以下の二つの目安があります。
□開始から5日以内に達成率が20%以上になると成功率が90%になる
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矢萩大輔 ヤハギダイスケ
(有)人事・労務
代表取締役
大手ゼネコン勤務後、1995年に社会保険労務士として都内最年少で開業。起業支援ポータルサイト「ドリームゲート」アドバイザーとして新規就農にも相談に乗っている。農業を通したリーダーシップ研修の場として自社農園「アルパカファーム」を運営。八戸農業ビジネスナイトセミナーや、FM東京「あぐりずむ」の出演プロデュースなども。著書『脱家族経営!若者に魅力ある農業経営のレシピを教えます。』ほか。
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