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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

アメリカ人のほうが日本人より冷静だった?


しかし日本では、先ほどのユーチューバーが今回の選挙を煽りまくるではないか、トドメは必ず登録お願いしますと言う。登録者が多く、再生回生が多ければ収益につながることは誰でも知っている。なんだ、日本のユーチューバーは選挙の事実ではなく金稼ぎのためにやっているのか?
そう言えば英語版ユーチューブを見ても、日本ほど「トランプが!」というのは少ないと感じた。同じくdominionと入れてもせいぜい50万再生で、タイトルも5つ程度だった。単に私の検索英語能力なのか、やはり規制が入ったのか。
ディープステイツはあいつだ、ヒラリーはロシアと中国から……、オバマも中国から……、あの判事はあの島で児童と……、CIAが管理するフランクフルトにあったドミニオンのサーバーを取り返したとか、ドミニオンはネットに接続されていると証言する者もいた、だから共和党の選挙票は盗まれた? ジュリアーニ元ニューヨーク市長はアリゾナの公聴会で死者からの投票があった、州外からの投票があった、ある州では非常に珍しい名前の投票があった、トラック運転手の証言があった―。では、そんなものは存在しなかったのか?
知り合いの娘さんからこんな話を聞いた。この3月に日本の大学も卒業する娘さんは国連はシットだ!と評価するくらい国際関係に通じているようだ。ワシントンDCの4年制大学を2年で卒業した優秀な女性でもある。ちなみにその2年間の学費と生活費の合計は緑の150馬力のトラクターと同じだから、さぞかしご両親にとって教育は最高の投資だとご理解されているのだろう。
この娘さんの話によると、2年前の2018年の中間選挙では上院議員の1/3、下院議員の全員が改選になったらしい。彼女はアメリカ生まれなので、当時アメリカ国籍を持っていた。当然、投票資格もあることを知っていたので、DCの大学の向かいにある選挙登録事務所に行くことになった。
そのプレハブ小屋では金髪・ブルーアイのボランティアのおばちゃんが手続きを仕切っていたそうだ。「この用紙に記入してね」「身分証明書は持ってる?」と聞かれたが、運転免許もないし、パスポートカード(プラスチック製)とSS(ソーシャル・セキュリティー・カード)も持ち合わせていなかった。そこで学生書を提出すると、おばちゃんは「OK」となった。
次に「住所を証明する物持ってる? 銀行からの書類とか、水道局の書類とか、電気とか、アパートの証明書とか……」と聞かれた。「昨日来たアマゾンの宅配の控えだったらあります!」で、問題解決。その他、支持政党などを記入して手続きは完了した。数週間後に投票用紙が届いたが、DCは第一次産業がないデモクラッツ(民主党)の巣みたいなところなので、投票しても無駄だから何もしなかったらしい。

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