ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

山口亮子の中国のアグリテック最新事情

農業用ドローンの雄、XAGが目指すもの


筆者はXAGの動向について目を配っているほうだが、あるとき忽然と同社の製品欄に無人機が加わっており、度肝を抜かれた。短期間に製品を出す姿勢は、日本国内メーカーと対照的だ。同社の説明会などの場で開発構想を語っていたのかもしれないが、事前のPRよりも先に製品が出てくるあたり、スピード重視の中国のスタートアップらしいと感じる。
中国で怒涛の勢いで開発される製品群は日本でも順次発売される見込みだ。XAGは果たして日本でどんな立ち位置を目指しているのか。XAG JAPANの住田社長に聞いた。

XAG JAPAN(株) 住田靖浩社長 インタビュー

【目指すは農機メーカー】

――貴社の設立は2016年。
中国以外のグローバル展開では日本支社の設置が一番だった。日本の(薬剤散布などの)基準は世界レベルでも厳しいので、日本で認めてもらうことが、今後のグローバル展開にプラスに働くという部分もあったと思う。
本社は兵庫県小野市に置いている。これは、当社は農業用ドローンの日本での発売では後進に当たるため、皆さんに知ってもらうには、日本の真ん中くらいのところから、全国どこにでもすぐに行ける状態で始めようと考えたからだ。ドローンは、アフターケアをしっかりしなければならないので、最初のうちは私どもが日本全国を飛び回らないといけないと今の場所に決めた。
現在、全国に30超の代理店があり、全国の農家に使っていただいている。
――日本国内ではドローンはどの分野での使用が多いのか。
一番多いのはやはり稲作。無人ヘリによる散布があったおかげで、無人航空機に載せられる薬剤がたくさんあるのが大きい。ほかの露地野菜や果樹は、ドローンに積める薬剤がほとんどなかった。農林水産省も、無人航空機で使える薬剤を増やす目標を掲げ、農薬メーカーにも協力を求めていて、薬剤は徐々に増えている。露地野菜や果樹で使える薬剤が増えることによって、そうした分野のシェアも広がっていくだろう。

【間もなく発売の無人車に果樹から熱視線】

――ホームページに掲載されている無人車、R150は間もなく発売になるのか。
中国ではすでに発売済みで、国内でも近く発売のリリースを出し、春から夏にかけて販売を始めるつもりだ。農家にとって安い買い物ではないので、1台でさまざまな用途に使ってもらい、少しでも農家の手助けになればと考えている。頭脳に当たるフライトコントローラーは、ドローンと同じものを搭載しており、精度の高い自動走行ができる。

関連記事

powered by weblio