記事閲覧
【「ルポ」に登場したあの人はいま】
(有)興里 代表 中村泰明(和歌山県岩出市)
- 土下信人
- 2021年04月23日
- この記事をPDFで読む
(有)興里
中村 泰明氏
(和歌山県岩出市)
昭和23年生(72歳)。(有)興里代表。MJK みらい事業協同組合理事長(和歌山県岩出市西国分)。興里農場、2,000坪、バラ生産、1,000坪苗生産。インドネシア農場3ha。
花卉の業界をグローバルな視点で見ると、ヨーロッパはケニア、エチオピアに農場を持ち、アメリカはエクアドル、コロンビアに農場を持った。日本は、中国、台湾、タイに進出しようとしていた。なぜ、ヨーロッパやアメリカは縦の移動であるのに、日本は横の移動なのだろうかと中村さんは疑問に思っていた。赤道直下の高冷地は周年同じ気候であり、常春の気候で、花を作るにも縦に移動する方が明らかに有利だ。とすればインドネシアだろうと思い、インドネシアをくまなく回り、西ジャワの3000mの山が連なる裾野にある1000mの高地に土地を確保した。それは2003年のことだった。インドネシアは労働力も豊富で安かった。バラ農園として、3haの温室を建設し、バラの生産をして、日本に輸出することで、高品質のバラが提供できるようになった。日本では、夏場は高温でいい品質のものができないのだが、インドネシアで作ることで高品質のバラを作ることができる。インドネシアは人件費などが安いことから、バラの育種にも取り組んだ。インドネシア農場で育種し、日本人が好む興里オリジナルのバラを作った。種苗登録も3品種取得した。現在、日本の興里農場では、バラはすべてオリジナル品種で栽培している。
中村 泰明氏
(和歌山県岩出市)
昭和23年生(72歳)。(有)興里代表。MJK みらい事業協同組合理事長(和歌山県岩出市西国分)。興里農場、2,000坪、バラ生産、1,000坪苗生産。インドネシア農場3ha。
インドネシアにバラ農場を作る
花卉の業界をグローバルな視点で見ると、ヨーロッパはケニア、エチオピアに農場を持ち、アメリカはエクアドル、コロンビアに農場を持った。日本は、中国、台湾、タイに進出しようとしていた。なぜ、ヨーロッパやアメリカは縦の移動であるのに、日本は横の移動なのだろうかと中村さんは疑問に思っていた。赤道直下の高冷地は周年同じ気候であり、常春の気候で、花を作るにも縦に移動する方が明らかに有利だ。とすればインドネシアだろうと思い、インドネシアをくまなく回り、西ジャワの3000mの山が連なる裾野にある1000mの高地に土地を確保した。それは2003年のことだった。インドネシアは労働力も豊富で安かった。バラ農園として、3haの温室を建設し、バラの生産をして、日本に輸出することで、高品質のバラが提供できるようになった。日本では、夏場は高温でいい品質のものができないのだが、インドネシアで作ることで高品質のバラを作ることができる。インドネシアは人件費などが安いことから、バラの育種にも取り組んだ。インドネシア農場で育種し、日本人が好む興里オリジナルのバラを作った。種苗登録も3品種取得した。現在、日本の興里農場では、バラはすべてオリジナル品種で栽培している。
会員の方はここからログイン

土下信人 ツチシタノブヒト
1949年愛知県生まれ。95年、沖縄で(有)土下を設立。組織培養技術を活用した苗生産・販売を中心とした農業のコンサルタント業務を開始。上海で組織培養施設への指導を行ない、2003年同地で組織培養会社、上海百奥微繁植物有限公司を設立。HP『大きな国で』を開設。
ランキング
WHAT'S NEW
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2020/12/17)
