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ロブストス高垣の今日も一丁あがり

農家の身体を支えるものづくりを!の巻



なぜテレスコ機能がない?

茨城県つくばみらい市の本多雄一さん(本多農園)から「腰痛がひどくて、トラクターのハンドル高さを変えて欲しい」と相談がありました。現場に向かうと腕をピンと伸ばして、とても窮屈そうにトラクターを運転されていました。本多さんは29歳と若いけれど50haもの面積を管理されていて、「この姿勢で代かきはさすがに地獄です」という悲鳴にも近い嘆きを聞けば、見過ごすことは絶対にできない!!
なぜ最近まで国産トラクターにテレスコ機能がなかったのでしょうか? 身体のサイズには個人差があるわけですから昔から不具合を感じている方はいたはずですし、デザインに凝る前に耳を傾けるべき農家の声があるでしょう。本多さんにとってベストな姿勢を実現すべく、まずマッセイファーガソンMF3080(テレスコ機能あり)を運転する際の腕の角度を計測しました。MFと同じ姿勢を保てるように、ヰセキTJV895用とヤンマーUS601用に部品を製作して、ハンドル高さを狙いどおりに調整完了!!
ステアリングは重要保安部品なので少し不安も抱えていましたが、今春に「運転がめちゃくちゃ楽になりました! 本当に作ってもらってよかったです」と畦塗り作業中のトラクター内から電話があり、顔がニヤけてしまいましたね。お土産にいただいた“ぴりから風味”の美味しい本多農園謹製おかき(農協の直売所でも販売中!)の味が蘇ってきて、日本酒を呑みたくなってきました。ここらで書き終えて、今宵も“酒蔵巡り”に勤しみたいと思います(笑)。関満博&宮本常一に負けじと現場を訪ね、来月も根気強く取り組んでまいります。ということで! 今月も一丁あがり~~~♪♪♪

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