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【人生・農業リセット再出発】
ジョン万次郎
- 作家 元国際線乗務員 黒木安馬
- 第243回 2021年04月23日
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1879年にエジソンが京都の竹繊維フィラメントで電球を発明するまでは、米国の明かりの源は鯨油だった。機械油としても重要な捕鯨の帆船は大西洋からインド洋、太平洋へ移った。鯨油の樽が満載になる3年近くは国に帰ることなく漁が続き、食料や燃料補給の寄港地は必須だったが、日本は300年近い鎖国で外人は殺されると船乗りには常識だった。日本より小さい島国の大英帝国は、蒸気機関発明の産業革命で地球上の4分の1を植民地化し、中国の次はグラバーを手先に薩摩と長州に肩入れして幕府転覆を狙っていた。最強陸軍を誇るフランスはインドシナを植民地化し、江戸幕府に付いた。ロシアも侵略を企て、米国も捕鯨船の食料補給で日本に接触を図るが、ペリーは恫喝に転じて1853年7月8日、黒船4隻で大砲をぶっ放した。オランダ語だった江戸時代に英語で幕府は大騒ぎして、通訳したのが足摺岬の中浜村で元貧乏漁師のジョン・マンジローこと、中濱萬次郎だった。
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黒木安馬 クロキヤスマ
作家 元国際線乗務員
高校時に米国留学後、早稲田大学を経てJAL国際線客室乗務員として30年勤務。世界初の「カラオケ・フライト」や「1万メートル上空・北島三郎機上コンサート」などを実現させる。千葉の自宅は1300坪の山林を開墾してプール、テニスコート、コンサートホール等を手作りする。現在、(株)日本成功学会社長として自己啓発や社員教育で講演中。著書に『成「幸」学』(講談社)、『あなたの人格以上は売れない!』(プレジデント社)、『出過ぎる杭は打ちにくい!』(サンマーク出版)、『面白くなくちゃ人生じゃない!』(ロングセラーズ)、『リセット人生・再起動マニュアル』(ワニブックス)、『小説・球磨川』(上下巻・ワニブックス)などがある。 E-mail:yasuma@myad.jp URL:http://www.3percent-club.com
人生・農業リセット再出発
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