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特集

奮闘する全国各地の地域特産作物(前編)

主要作物と異なり、 地域特産作物は機械化が不十分で、 登録農薬も充実しておらず、 生産に多大な苦労が伴う。 そうしたなかにあっても、 エゴマやオリーブなどで産地化を図り、 事業として成立させていこうと 奮闘している人々が全国各地にいる。 個々の取り組みを追った。 取材・文/苅谷崇之

待っていては何も始まらない/小田原オリーブ園(神奈川県小田原市)

【オリーブを使った多種多様な商品】

小田原オリーブ園は、最初に植樹してから6年目に入った。約21aの圃場に最初に植えた木は今では太くなり、毎年良質のオリーブを生んでいる。
オリーブの実や葉は、鳥獣にとっては苦く、食べないため、被害がほとんどない。また、小田原市の気候はオリーブ栽培と相性が良い。5月は晴れの日が多く、オリーブの花が満開になり、6月の雨で栄養を蓄え、7月にかけて実が大きくなり、10月中旬ごろから実が完熟していく。
定番商品のオリーブオイルは毎年作られる。ごま油や菜種油は種を搾るが、オリーブオイルは種に加えて、果実も一緒に搾って作る。
「新鮮なオリーブオイルは、果物のジュースを飲んでいるようなすごく軽いのどごしで、オイルを飲んでいる感じがしません。私も自分でオリーブを作るようになって初めて、オリーブオイルってこんなにおいしいのかと驚きました」
小田原オリーブ園の加藤幸枝さんは言う。今は、ご飯にしらすをのせ、その上にオリーブオイルをかけて食べることにはまっているそうだ。
「オリーブの新漬け」や完熟した実を干して作る「干しオリーブ」などオリーブオイル以外の商品もラインナップしている。オリーブは寒くなってくるとその葉が甘くなる。秋口に一度収穫し、翌年2月にも葉を収穫。この葉は、全国的にも珍しい「オリーブ茶」などに加工して販売している。

【常に動く】

加藤さんは、栽培から商品のアイデアまで一人で考え、必要があれば外部組織と連携して商品を開発している。

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