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特集

奮闘する全国各地の地域特産作物(前編)



【観光資源としても利活用】

亜麻は、観光資源としての一面も持つ。
毎年開催される「北海道亜麻まつりin当別」は、亜麻の花の開花時期に行なわれている。花の鑑賞に加え、会場では亜麻を使った加工食品、観賞用の亜麻の苗が販売されている。また、亜麻の茎から繊維(リネン)を取り出す採繊体験、その繊維から手紬で糸にする実演も実施されている。
あるいは「亜麻フォトコンテスト」も開催されるなど、生産以外の産業や資源として存在感を存分に放っている。
亜麻栽培の魅力を語ってくれた当別町亜麻生産組合の津崎弘樹組合長は、「露地の作物で、あんなにきれいな花はないのではないか」と花の魅力にも触れる。
今後は、亜麻の搾油時に出る搾りかすを当別町内の平飼い養鶏場に使ってもらい、亜麻仁卵のブランド化の支援、油絵用の乾性油として加工し、町内の学校へ寄贈する計画も進めている。
しかし、栽培技術を確立するまでは苦難の連続だった。農薬を使用しないため、雑草との闘いは今なお続いており、大量生産に向かない作物でもある。それでも、試行錯誤のなかで、加工製品の値段設定や販売ルートの確立などを経て、生産に見合う収入が生まれているそうだ。
当別町の亜麻事業は、生産、商品開発、商品販売をそれぞれの企業や組合が分業し、トータルで作物のブランド化を進め、継続した事業として成り立たせた成功例の一つだ。

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