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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

兵士の命は1銭5厘

この2年間また読書を始めた。今さら役には立たずヤメときゃ良いのに、アマゾンで戦記物を購入してトイレに置いている。兵士の生き様について「畜生、こんちくしょう!」と歯ぎしりして読んでいる自分がいる。その数、ざっくり20冊になる。
なるべく自分の趣味である飛行機物は購入しないで、整備兵や兵站(輸送)を扱う物を選んでいたが、やはり知らずに飛行機物に食指が動いていた。なぜ読んでいて「畜生、こんちくしょう!」なのか。敵に勝てない状態を自分の感情で表したようになるからだ。アメリカは大好きで尊敬できる国だが、当時の4年間は敵だった。敵に容赦はいらない、せん滅あるのみだ。
あるラバウル航空隊の整備兵は「大和魂で鉄は切れない」という表現は、当時の日本の本当の国力を物語っている。敵150機に対して、こちらは陸軍一式戦や海軍零式艦上戦闘機が50機で迎え撃った。戦いの結果、敵は1/3の50機を失うが、こちらも同じ1/3の15機を失った。敵が凄いのは、翌日にはまた150機で来るが、こちらは失われた補充が十分ではないので、また1/3になることだ。
今の日本はクラスター爆弾禁止条約に加盟しているようだが、日本海軍が開発した3号爆弾(クラスター爆弾)は零戦に取り付けられ、B29の上空でドバー!と炸裂して敵をやっつけてくれた。ターボチャージャーがあればもっとパワーがあり、より上空に行けて燃費向上にも役立ったが、大戦中は実用化できる大量生産はできなかった。最後はあのラバウル小唄にあるように、さらばラバウルよ~♪ また来るまでは~♪ しばし別れの涙がにじむ♪ になる。

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