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特別企画

Solar Sharing さがみこベリーガーデン

相模原市初のソーラーシェアリングが4基の通電を順次開始した。 来年6月に予定された観光農園本オープンに向けて準備も進められている。 現地を訪ねて、山川勇一郎社長にその意気込みを聞いた。

「みらいを耕そう」次世代農業のモデルに

「ソーラーシェアリングとはいっても、売電メインのところも見受けられますね。わたしたちは、発電のおまけのような農業はやりたくない。農業が主、発電は従でいきたい」
「次の時代の一次産業のモデルをつくる。地域に食とエネルギー自給拠点をつくりたい。そのためのキャッチフレーズとして掲げたのが“みらいを耕そう”です。農業とエネルギーに観光や教育を掛け合わせて農地空間の価値を高めたい。現在の営農面積は6・5反ほどですが、将来的にはこのエリア(4ha程度)全体に広げたい」(山川勇一郎社長)
神奈川県相模原市緑区の青野原地区。春にはホトケノザの赤い花が咲き誇り、ワラビが顔を出し、菜の花も。晩秋になれば周囲の山々が紅葉に包まれる。山の間に小規模な農地が開ける中山間地。その一画にソーラーシェアリング農園SAGAMICO BERRY GARDEN(さがみこベリーガーデン)がある。
圏央道相模原インターから15分。国道16号から山梨県の山中湖に抜ける国道413号の道志川沿いは「道志みち」とも呼ばれる。平坦路はほとんどない。山のなかを縫うように進んでいく。周辺は、首都圏ではよく知られたキャンプ場地帯だ。

耕作放棄地をまとめてソーラーシェアリングに

さがみこベリーガーデンの運営は(株)さがみこファームが担う。設立は2019年5月。同じ山川勇一郎さんが代表を務める「たまエンパワー(株)」(東京都多摩市、ソーラー発電事業)が母体となった。
相模原市初のソーラーシェアリングということもあり、手続きにはかなり手間取ったようだ。まずは農地の取得。候補地は、もともと畑や牧草地だった。しかし、地主農家の高齢化もあって、耕作放棄状態に。

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