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特別企画

Solar Sharing さがみこベリーガーデン


敷地の所有者は数人。最初からすんなり貸してくれたわけではない。荒らすことにためらいはあっても、見ず知らずの他人に貸そうとする人はまずいない。しかも、ソーラーシェアリングは聞いたことさえなく、近くに施設もない。それでも、地主のひとりが「若い人が熱心に夢を語る姿に心動かされた」と承諾すると、他の地主も追随してくれた。
農地一時転用許可に向けて動き始めたのが18年春。ようやく市農業委員会から許可が下りたのが19年12月。20年の年明けから第1期工事が始まった。

農業への新規参入にブルーベリーを選択

現在の社員は社長も含めて4人(アルバイト2人)。山川さんは元プロの自然ガイド、父親の陽一さんは電機会社の事務系出身、もうひとりの役員・小林孝さんはエンジニア、「なんでも課」の磯川茂克さんは、食品ソムリエの資格をもっている。
いずれも職業としての農業経験はない。農園管理の現場作業も、この4人が自ら汗を流す。人手が足りないときは知人などに応援を頼む。
そんななかで選ばれた品目がブルーベリーだった。比較的栽培しやすいといわれるブルーベリー。ソーラーシェリングとしては、千葉県や静岡県などに先行事例がある。パネル下栽培でも実績がある植物だ。市内のブルーベリー農家などからもアドバイスを受けながら、山川さんたち農業素人の挑戦が始まった。
採用したのは養液栽培。イチゴなどではおなじみの手法だ。ブルーベリーでは、愛知県岡崎市の「ブルーベリーファームおかざき」が成功例として知られる。その露地栽培を参考に、ソーラーシェアリングに転用されることになった。

「遊ぶ、働く、学ぶ、味わう」体験型農園のプログラム

本オープンを前に、これまでにも何度かプレイベントを開いてきた。そのひとつがソーラーパネル設置体験。参加したプレ会員たちは、裏側に未来へのメッセージを書き込んだパネルを、専門家の指導を受けながら自ら架台にとりつけた。
プレ会員のうち15人は、アンバサダー(大使)としてPRやアドバイス役を担っている。そこには、会員とともにつくりあげていく農園のイメージが見通されている。パネルオーナー制も一度は考えたらしいが、農業を主と考えるなら、むしろ農園の会員としたほうがふさわしい。
「プレ会員は一口5000円で10口まで。今年中に1000口をめざします。来年の本オープン後は年会員に移行、2000人ほど集めれば、売電収入と合わせて軌道に乗ると考えています」

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