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新・農業経営者ルポ

農業プロデューサーをめざす売上22億の胡蝶蘭農家。


豊橋市は平成16年までは市町村別農業産出額が1位だったのが、2019年では13位。それはなんとかしたい。田原市は2位。浜松市は7位。豊橋市は、衰退していないし、後継者はいる。農地もきちんと埋まっている。でも、どんどん落ちてきている。豊橋は、キャベツの産地。しかし、裏作は何もない。だから、現在1500坪で、ひまわりを植えることをやっている。豊橋が、ひまわりでいっぱいになると豊橋のアピールができる。
このようなオープンファームもやっていて、プロの農家に触れて見てほしいという企画を作ったけど、コロナ禍で中止になった。思いついたら、すぐやることが好きだ。

豊橋を盛り立てていくこと。

世界を視野に入れつつも、地元愛に徹する頑固さがあるのもまた、尾崎の魅力なのかもしれない。
豊橋市は、胡蝶蘭の生産量が日本一である。豊橋の花卉園芸推進協議会のラン部会が、「はなわくジャパン」を作っている。はなわくジャパンは、わくは「ワーク」とみんなで「ワクワクしたい」と花枠の「ワク」から名付けられた。
豊橋の小学校の4年生に「ラン育」として、胡蝶蘭を育てるキットを作り、生産者が授業をしに行く。育てる喜びを作り上げようとしている。現在3年目になってきた。教育委員会も協力してくれている。豊橋をランで飾りたいということで、様々なイベントも行なっている。
僕は、視察に行ったり、勉強しに行ったりはするけど、あくまで豊橋を起点にして、日本の農業を元気にしたい。海外に進出するということは考えていない。あくまでも日本にこだわりたい。そのために、胡蝶蘭の仕事を進めながら、次のテーマをある程度決めている。
今のところ、Eコマースは面白いけど、競合が多すぎて大変だと思っている。もう少し視点を変えて、種苗生産販売、栽培の指導、出来上がった良い品質の商品を作って、販売するという、農業をトータルにプロデュースしたい。日本の農業にいいことをしたいという思いが強い。リーフは、胡蝶蘭を柱にしながら、農作物の農業プロデュースをする会社になりたいと思っている。僕は、これまでの仕事を通じて、作ることはまあまあで、売ることのほうが得意だということがわかってきた。
これから、団塊の世代が農業を作れない状態になるわけで、かなり畑も空いてきている。農業は、一気に変わる。この時に何をターゲットにするかは、とても重要で、そこにチャレンジしていきたいなぁ。子供の代につなげる農業を作りたい。

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