ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

人生・農業リセット再出発

想い描けないものは、決して実現しない!

やってみせて、言って聞かせ、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」、江戸中期の米沢藩主・上杉鷹山(ようざん)の言葉を変換した山本五十六(いそろく)の格言。新潟の長岡で講演したときに出身地の五十六記念館で直筆を見ていたく感動した。
重要なのは順番を一つでも間違えば意味がなくなることだ。まずは自分が手本を示してから教え、やらせて、誉める“率先垂範”の重要性。自分でやりもしないで部下を叱咤するだけでは誰もついてこない。格言の後半まで知る人は少ないが、「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず」と続く。さらに、「男の修行:苦しいこともあるだろう、言いたいこともあるだろう、不満なこともあるだろう、腹の立つこともあるだろう、泣きたいこともあるだろう、これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である」と。親米派・開戦反対派でありながら、日米太平洋戦の指揮を執らねばならなかった心中を考えると、耐えることこそが五十六の修行だったのだろう。
古い友人のワタミ創業者・渡邉美樹は、コロナ騒ぎでリモートワークが普及して駅近くの居酒屋は閑古鳥が餓死する!状態で、騒ぎが収まって人出が戻ってきても7割以下と見切りをつけ、男サラリーマン対象の居酒屋を脱却して家族で楽しめる「焼肉のワタミ」の全国展開に大転換した。女性や子供も喜ぶメニュー揃え、豊富で斬新な料理や珍しいデザート、ロボットがテーブルを回って会話しながら皿を下げるなど既成概念なしの店を作った。牧場と契約して牛は一頭買い、焼肉に向かない部位は「ワタミの宅配弁当」に使うから無駄がない。

関連記事

powered by weblio