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特集

AGRI FACT(前編)



※1:チョン・サンテク他(2018年)「親環境農産物学校給食現況調査研究用役最終報告書」韓国農水産食品流通公社・地域農業ネットワーク協同組合
※2:青山浩子(2002年)「国際化に向け一歩を踏み出した韓国農業(2)親環境農業への取り組み」農林経済(時事通信)
※3:国立農産物品質管理院ウェブサイトを参照(2021年6月30日参照)
※4:チョン・ハクギュン他(2019年)「2019年国内外の親環境農産物生産及び消費実態と今後の課題」韓国農村経済研究院懸案分析第66号
※5:チョン・ハクギュン他(2018年) 「2018国内外の親環境農産物市場現況と課題」韓国農村経済研究院農政フォーカス第169号
※6:チョン・ハクギュン他(2020年)「親環境農産物学校給食中断対応過程と示唆点」韓国農村経済研究院懸案分析第77号
※7:キム・ヨン他(2011年)「学校給食の地域農産物活用に対する農業人の認識に関する研究」農村指導と開発第18号(3巻)pp569-590
※8:「2019学年度学校給食実施現況」教育部ウェブサイトを参照(2021年7月5日参照)
※9:パク・ヨンボム(2011年)「地域農業と学校給食連携活性化方案」新流通フォーカス11-03号

(3)食の疑問に答えます ラウンドアップQ&A

週刊新潮(2020年4月16日号)に、『特集「食」と「病」』の記事が掲載されました。その中のラウンドアップ及びグリホサート(ラウンドアップの有効成分)について、科学的事実に反する記述が数多く見られました。そこで個々の内容についてQ&A形式で検証し、科学的エビデンスに基づき反証していきます(Qのカギ括弧内は記事からの引用・抜粋)。

Q 収穫前にラウンドアップを撒いて小麦を枯らし、それから収穫すると、効率がよくて収量がいい。これをプレハーベスト(収穫前)と言うそうですが、カナダやアメリカの小麦のほぼすべてからグリホサートが出ると聞きました。プレハーベストはやめた方がよいのではないですか。

A そんなことはありません。このプレハーベストに関する記述には間違いが多々あり、正確とはいえません。
まず、「収穫前にラウンドアップを撒いて小麦を枯らす」との記述がありますが、これは完全に間違いです。
小麦は、「出穂期」後、「登熟期」を経て「成熟期」へ進行していきます。この「登熟期」の初期から、小麦の葉は株から黄化していきます。そして「成熟期」を迎えると、外観上は茎葉の穂首が黄化して、穂が枯れ、黄緑色を消失して褐色になります。また粒は緑が抜けて、のり状の硬さに達します。粒重量の増加もこの期に完了します。プレハーベストで、ラウンドアップなどが散布されるのはこの「成熟期」を迎えた後です。

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