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スマート・テロワールの実践者たち

農業×若者×ITが爆発的進化を遂げる月山高原 山形県鶴岡市/岡部 勝彦 氏((有)佐藤測量設計事務所)高田 庄平 氏(ベジパレット)


NDVI解析とは、(農業経営者の皆さまには釈迦に説法かもしれないが)、植物が持つ太陽放射エネルギーのスペクトル反射特性を利用し、ドローンで得た情報から植物の成長密度や活性度をモニタリングする手法だ。その結果をGI
Sで図示することで、畑ごとの生育状況が一目瞭然になり、そもそもどの畑がその作物の生育に適しているのか、どのような輪作や施肥を行なうことで生育にどのような影響が出るか、随時把握できる。
委員会のホームページhttps://gassan.aintecweb.com/では、秋まき小麦のゆきちからの生育状況の違いを公開しており、これは現地で手元のタブレットやスマホを開き現在地を確かめながら作業するのにも使える。
今の日本が、縦割りや前例に縛られた幕末であるとすれば、この先にあるのは再度の明治であり、そこにおいては旧来の枠を越えた連携が大きな力を発揮するだろう。
岡部氏は農業者ではなく、会社も農業業界にはこれまで関わっていなかったが、戦略会議事務局に参画いただいたことで、GISのノウハウの農業分野における応用可能性が明らかになった。全国の皆さんの周囲にも、このように従来農業とは無関係だった企業や人材との連携によって、農業の地平を大きく広げていくチャンスがあるかもしれない。

ベジパレット・高田三兄弟の挑戦

月山ろく11-3団地の中に、ベジパレットの農地がある。
1983年生まれの庄平(次兄)と89年生まれの耕作(三男)。合わせれば「庄内平野を耕作するぞ!」となる高田兄弟が営農。2019年から長兄も事業に加わり、兄弟3人で畑作の未来に挑戦している。
庄平氏は、高校時代は通訳を目指し、米国にも留学。大学卒業後は東京でIT企業に勤め、システムインテグレータをしていたが、もっと自分らしく生きたいと帰郷。経済学を学んでWebショップで修業した弟と共に、月山高原に土地を借り受けた。両親も別の場所で小規模農家を営むが、本人たちに農業経験はなく、実質的には「IT業界経験者による農業の新規創業」である。
ベジパレットは、農業と科学の融合、持続可能な域内循環型農業の確立(これはつまりスマート・テロワールの実践でもある)、農業と教育の融合、農業と観光の融合を掲げている。その様々な事業展開を理解するのには、同社作成の多数の動画を、ユーチューブhttps://www.youtube.com/user/Vegepaletteで楽しんでいただくのが早い。

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