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イベントレポート

北海道土を考える会 第44回夏期研修会/LEMKEN FIELD DAY 2021 in IWATE

北海道土を考える会
第44回夏期研修会

7月10日(土)に北海道上富良野町の土の館ホワイト農場にて第44回夏期研修会が開催された。昨年はコロナ禍の影響を受けて中止せざるを得なかったため、久しぶりに参加した会員も含めて、全道から40名余りが集まった。
研修会に先立ち、田村裕良会長が、書面による総会決議の報告を行ない、会の今後の運営について報告した。現在の役員体制は来夏まで引き続き運営を担う。

【肥料高騰で緑肥見直し】

今回のテーマは、「地力と作業性を向上させる緑肥と土壌の混和について」。高収量・高品質を確保するための有機物の施用は下火になっている。昨今の国際的な需要の高まりから肥料価格の高騰が続くなか、改めて見直されているのが有機物の施用だ。輸送コスト等が課題となる堆肥に比べて、自作地内で完結できる緑肥をもっと活用できないか。プラウによる鋤き込み作業と、細断作業を実演し、深く考えようというわけである。
まず、登場したのは、新型の浅耕プラウ(13インチ・リバーシブル・スリックボトム)。従来の深耕プラウ(20インチ・リバーシブル・格子ボトム)と反転具合を見比べた。16個のゴルフボールを事前に埋め込み、それぞれ反転作業を行なった後で、参加者がどこにあるのか探し当てた。その位置から、進行方向、横方向、深さ方向の移動量を検証した。さらに緑肥鋤き込み作業後の断面を見比べて、プラウの起こし山の高さ、横方向の移動量、緑肥の鋤き込み位置などを確認した。続いて、フロントに装着した「リボーンローラー」で、緑肥の細断作業を実演。見ていた参加者からは、土質の違う圃場や緑肥の種類を変えて、細断効果を見てみたいという声が上がった。

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