ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

日本は小作人根性に溢れている(8)


夜間診療の患者は2人のみで、私よりも少し若い先生と世間話をした。先生に「職業は?」と聞かれたので「長沼で農業やっています」と言うと、「最近の農業は機械化が進んでいるんだってね~」となった。私が「最近の農家は儲かってますよー、もしかしたら先生の年収よりも高い農家もいますよ」と続けると、先生は少し驚いた表情を見せて「じゃー年収は1億はあるね」と言うので、看護婦さんと3人で大笑いした。
そして、「先生、しゅんピー先生ってご存知ですか?」と聞いたら先生は、「ん?」となった。看護婦さんが「先生あれですよ!年末の忘年会でやった、ヘイヘイドクターヘイドクターのユーチューバーですよ」。先生は「あれか~踊らされたよ、かっこ悪かったな、最近はあんな吉本所属のドクター芸人もいるんだね」と大笑いした。血は止まった。帰り際に一応何ともないけど2から3カ月後にくも膜下出血になる人いるからね、と脅された。
翌日から何もぶつかっていないのに腹筋が痛くて痛くて。黙って立っていたり、座っているときは何ともないが、腹筋に力を入れる動作が入ると悶絶状態になった。近くの外科に事情を説明して処方された痛み止めのロキソニンを2週間分と、買い置きしてあった2週間分も飲む羽目になった。後から聞くところによると、せいぜい2週間程度の服用で止めたほうが良かったらしい。
それが原因なのか、今度は便秘になった。胃腸科に行くと、浣腸をすることになった。若い胃腸科の先生から「大腸がん検査受けましたか?」となり、半年前に人間ドックで異常なしでした、と伝えた。浣腸は私が横になり50歳くらいの看護婦が、ウッと軽く腰を浮かしてイハー!(と言わないで)挿入してくれた。看護婦さんには「これがプレーだったらよかったですね」と言うと、大笑いしてくれた。
でも、浣腸しても便がない。で、レントゲンを撮った。すると、先生が「腸内に宿便まったくありませんよ」と。えっ!俺の便はどこに行ったんだ!何ともないので痛み止めのアセトアミノフェンをもらって帰宅。今となっては笑っていられるが、その時はそりゃもう痛くて痛くて。今度は看護婦さんにどんな医療プレーがあるか聞いてみよう。

関連記事

powered by weblio