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特集

ラウンドアップマックスロードの5リッター少水量散布という除草技術がもたらす経営的可能性


スズメノテッポウはそれに効果が高いと評価されている土壌処理除草剤でも抑え切れず、農研機構九州沖縄農業研究センターのデータによると、雑草害で麦の収量が32%減収したと報告されている。
北海道を除く九州以外の地域での麦の栽培では、土壌処理除草剤の散布時に茎葉処理除草剤を混用して100リットル/10aで処理する除草体系がある。図3~6で示した移植水稲での提案のように、ラウンドアップマックスロードを耕起前に散布すれば、散布作業が1回増えるが、耕起回数は減らせることからトータルでの作業回数は削減できることになる。減収幅を考慮すればいずれを選ぶべきかは自明だろう。また、それによってスズメノテッポウに悩まされなくなれば御の字ではないだろうか。
ここに経営的可能性として「収量の阻害要因を未然に断つ」が浮かび上がった。

経済的可能性(4)
給水回数の激減による効率化

経済的可能性(5)
ワンマンオペレーション

ラウンドアップマックスロードのラウンドノズルULV5ブームスプレーヤ用による散布体験会が各地で開かれてきた。そのなかからユーザーの生の声を紹介したい。

■三重県の大型法人経営
これまでは500リッターのハイクリブームで50a散布してきたわけですけど、3000リットルの水タンクで井戸までなんべんも汲みに行ってもらっていました。その点、ラウンドアップマックスロードなら希釈水量5リットル/10aということで1回給水したら随分な面積が行けるので、かなりの省力化と、補助員も楽できますよね。なんせ水の補給が果てしなく減りますから。大豆耕起前の散布で一番使いたいですね。10a50とか70とか100リットルで散布してきましたけど、ULV5での5リットル/10a散布ではそれらの水量とほとんど変わりなく効果を実感できました。

■佐賀県の大型法人経営
ULV5での5リットル/10a散布はずーっと期待していたんですよ。いつできるのか、いつできるのかって楽しみにしていました。いままでは軽トラで500リットルの水タンクを1日十何回も運んでいたのでもう大変でした。ピストン輸送でね。それを考えればラウンドアップマックスロードなら500リッターのハイクリブームに1回の給水で約10haも散布できるので助かります。作業効率が断然上がりますよね。コストも時間も下がります。散布水量が少ないですけど、足元はきちんとかかって白い点々が結構付いているのが確認できます。本当に効率が良くていいです。

■茨城県の大型法人経営

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