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息子が高校3年生だった昨年5月から6月は他の生徒と同じく登校せず、リモート授業とレポート提出の日々を送っていた。親としては片道14km×4回の56kmの送り迎えがないので楽だった。本人は時間があるので、筋トレとランニングに明け暮れていたようだ。
とはいえ、それなりにストレスは溜まったのかある時、私に生意気な口の利き方をした。当然父親としては教育する立場なので正論を言うとついに口論になり、最後は軽い取っ組み合いに発展した。息子はそれで気が済んだのか、6月に登校が再開されると普段の高校生に戻った。
ただ私は違っていた。7日ほどして朝起きると……まあ男性特有のアサダチ……ではなく、左目に蚊が飛び、小さな点がたくさん見えるのだ。ゴミでも入ったか?と思い、顔を洗ってもなにも変わらず、ロートの癒し目薬をさしても変化なし。さー困った。ネットで症状を調べてみると、出ました。飛蚊症? この歳でなぜか老眼にもならず、一気に老化したのか。
翌日に眼科に行った。「先生、蚊が飛び、小さな点がたくさん見えるんですよね」。先生は目を覗くと「網膜に穴開いてるね。1週間以内に何か衝撃ありましたか?」となった。ん~ん、そんなことあったかなと考えた瞬間、「そういえば息子と喧嘩して左ほほを……」と先生に言うと「それだね、息子さんじゃー訴えられないね、とりあえずレーザー撃ちましょう」となった。
レ・レーザー? 「先生いつやるんですか? 痛いんですか?」。40歳くらいの先生は「これからやりますよ、50発くらい穴の周りに撃ちます、男だからガマンできますよー」となった。
選択肢はないのでやりました、正しくはやられました。パッ、パッ、パッ、何ともレーザーの発せられる音が“コノヤロー”って感じで来るんですよ。まっ男の子ですから何とか耐えましたよ。先生からは「数日で良くなりますよ、また来週来てくださいね~」で眼科を後にした。
確かに数日で蚊は飛び去り、小さな点の症状は90%くらい消えたが、まだ不安はあった。翌週も検眼すると「もう30発やりますか」となった。またパッ、パッ、パッと音を出しながら、何とも違和感タップリだった。
その後、症状は改善され定期診断でも異常なし。皆さん、息子の左ストレート・パンチには気を付けましょうね、というお話でした。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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