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人生・農業リセット再出発

希望日本の農業“美事ネス成幸法”

岸田内閣で「経済安全保障担当大臣」が新設された。太平洋戦争を開戦せざるを得なかったのは、東シナ海のライフラインが米国に封鎖されて石油が枯渇、日本が生きるために牙をむくしかなかったからだ。
日本の独壇場だった半導体生産は、韓国や中国に技術供与したところ、軒を貸して母屋を取られた。経済大国と思い上がって命に係わる食料すらも金まかせに中国などからの安価な輸入に頼り、日本の工業も農業も衰退して国内産業は空洞・衰退化した。屈強なランナーでも靴に小さな石コロ一粒が紛れ込んだだけで走れなくなる。
海外依存を続けた生命線の日本の食料自給率は1960年の79%から減り続け、先進国で世界最低の37%。コメや鶏卵、野菜は自給でおおむねまかなえるが、小麦や大豆は輸入に依存し、タイの鶏肉が止まるだけで唐揚げ市場はパニックになる。
我が国の農業従事者は168万人で平均年齢は67歳で、毎年10万人が減少している。耕地面積は442万haだが、荒廃農地は合計65万haと全体の15%と栃木県より広い。「食の安全保障」の危機感が麻痺している日本は、中共の台湾侵略や尖閣・沖縄まで危機になって東シナ海の海路が閉ざされれば、一晩で食糧不足の飢餓貧民となる。国内で安全・安心な農産物を安定供給してくれる生産者を皆で支えることが、長期的には最も安い。

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