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特集

茨城県産パン用小麦「ゆめかおり」が紡ぐ物語~情熱が人を動かし、商品が生まれ、消費者に~ 後編


油谷 21年の定番商品での扱いはありがたかったですね!
坂井 最初はシールで貼り付けていたのが、栽培研究会のマークが印刷されたオリジナルの新しい包装材に変わって、生産者の皆さんはすごく感動されていました。
――栽培研究会の近況は?
坂井 21年産の作が終わり、出荷組織の株式会社化の話が出ています。前進し続けるためにはやり方をどんどん変えていくのがこの研究会の考えなのですが、トライアンドエラーの速度に組織全体が対応しきれなくなっているのが課題でしょうか。坂東管内だけでなく茨城県全体に拡大していくなかで、初めましてという方も増えてくるので、そのなかでもやっていける組織づくりが求められています。栽培技術に差があったり、世代間ギャップもあったりします。栽培暦を電子化して共有する試みを進めていますが、ゆめかおりを上手に作る方から学び、品質を高め合うような会員間の情報交換や普及センターの営農指導にも反映できる方法を一緒に作り上げていかなければと思っています。
――組織が大きくなるとリーダーシップがより求められますね。
坂井 すでに若干農協のようになっているのではないかと思います。中核部分をソメノグリーンファームで抱えてきたのですが、これからどうしていくのかが課題です。
油谷 倉庫の問題も出てきますが、そこまで来ると、フェーズが変わる時期なんでしょうね。
坂井 いまは発展成熟期で組織運営の課題が大きくなっていますが、そこをクリアしたらさらに産地が大きくなっていくと思います。 
――畑だけでなく、水田での作付けが増えているそうですが?
油谷 最初に水田で挑戦した時は全くタンパク含有率が上がりませんでした。21年産の出来はどうでしたか?
坂井 とても良かったです。若干タンパク含有率が高くなりすぎたところは、来年は出穂期の追肥を少し減らそうという話が出ています。坂東以外でも水田での作付けが増えています。来年は水田のみという方もいらっしゃるので、全圃場調査で体系化していけたらと考えています。
――普及員のやりがいは?
伊藤 普及の現場から離れて5年以上経つので、現在の状況は分からないですけれども、普及センターも人数が減っていて、仕事のバリエーションが増えていくなかで、経験豊富な先輩が後輩に手取り足取り教えてあげられる時代ではなくなりつつあるのではないかという思いもあります。私は周りからどう思われようとお構いなく、楽しんでやっていたので、苦にならなかったです。

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