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アルパカファームの経営・労務事件簿

従業員が安心して働ける環境を整える

 アルパカファーム正社員に腫瘍が見つかった。本人の不安はもちろんだけど、1人職場を離れただけでも作業はてんてこまい。入院でもすることになったら生活保障についても考えなくては。
千代 社長、午前中の出荷作業終わりました。メンバーにはお昼休憩に入ってもらっています。山田さんがいないとこんなに作業が大変になるんですね。存在の大きさをひしひしと感じました。もうみんなくたくたです。
藤田 お疲れ様。出荷量も多かったから、大丈夫か心配だったけど、よかったよかった。山田さんから連絡あった? 診察そろそろ終わってもいいころだよね。
千代 いまちょうどLINEがきました。「診察が終わりました。病院内なのでLINEで失礼します。腫瘍が見つかりましたので再検査になりそうです」とのことです。電話で詳しい状況聞いてきますね。

千代 電話してきました。悪性かどうかの検査が必要だそうで、来週どこかで休みを取りたいとのことでした。声色が暗かったので、なんだか心配です。
藤田 そうだったのか……でも原因がわかってよかったね。それは山田さんも不安になるよな。休みはもちろん大丈夫だよ。有給も残っているからね。そこは千代ちゃんたち現場のメンバーで仕事分担を話し合って、決めてもらってほしい。
千代 了解しました。なるべく早く検査に行ったほうがよいと思いますので、来週の月曜日に休みを取れるように、出荷体制を整えます。でも考えたくないですが、もし腫瘍が悪性だったら、会社としてもいろいろと対応は必要になりますよね。
藤田 そうだね。もちろん悪性ではないことを願いつつも、最悪の場合を想定して準備を進めておくことは重要だね。伝法院先生にも相談しよう。

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