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【アルパカファームの経営・労務事件簿】
地域のつながりを醸成する「コミュニティファーム」
- (有)人事・労務 代表取締役 矢萩大輔
- 第85回 2022年09月09日
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藤田 千代ちゃん、そういえば2カ月前くらいに三丁目の加藤さんから農地利用についての相談がきてなかったっけ?
千代 ああ、ありましたね。あの、隣に幼稚園がある畑ですよね。たしか、息子さんが関西に転勤してから農地の管理に手が行き届かなくなってしまって、困ってらっしゃいましたね。
藤田 その農地なんだけど、地域の子供たちが気軽に農業体験できる畑にできないかな? というのも、先日、子供の小学校で保護者の集まりがあったんだけど、そのときにパパ友から、娘さんが土を触りたがってるって話があってね。そしたら他の親御さんたちも同じようなことを言ってて……。うちの町にはこんなにたくさん田んぼや畑があるのに、農家じゃない家の子供たちは、そういう感覚が強いみたいで、びっくりしちゃったんだよね。小学校でも農業体験で毎年うちの畑に来ているけど、もっと日常的に土に触れたいんじゃないかな。
千代 なるほど。それはたしかにわかりますね。私も子供のころは都市部に暮らしていたので、大学生のときに土に触れてから、ちょっとした危機感がありました。必要な感覚が養われていないというか、自然に対する理解が足りないというか。それが農業にどっぷりハマったきっかけだったので、そういう意味では子供たちの早い段階での素直な欲求は、大切な感覚なのかもしれないですね。
藤田 そういう感覚はあるよね。実際どのように農地を活用できるのか、伝法院先生に相談してみようか。
千代 ああ、ありましたね。あの、隣に幼稚園がある畑ですよね。たしか、息子さんが関西に転勤してから農地の管理に手が行き届かなくなってしまって、困ってらっしゃいましたね。
藤田 その農地なんだけど、地域の子供たちが気軽に農業体験できる畑にできないかな? というのも、先日、子供の小学校で保護者の集まりがあったんだけど、そのときにパパ友から、娘さんが土を触りたがってるって話があってね。そしたら他の親御さんたちも同じようなことを言ってて……。うちの町にはこんなにたくさん田んぼや畑があるのに、農家じゃない家の子供たちは、そういう感覚が強いみたいで、びっくりしちゃったんだよね。小学校でも農業体験で毎年うちの畑に来ているけど、もっと日常的に土に触れたいんじゃないかな。
千代 なるほど。それはたしかにわかりますね。私も子供のころは都市部に暮らしていたので、大学生のときに土に触れてから、ちょっとした危機感がありました。必要な感覚が養われていないというか、自然に対する理解が足りないというか。それが農業にどっぷりハマったきっかけだったので、そういう意味では子供たちの早い段階での素直な欲求は、大切な感覚なのかもしれないですね。
藤田 そういう感覚はあるよね。実際どのように農地を活用できるのか、伝法院先生に相談してみようか。
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矢萩大輔 ヤハギダイスケ
(有)人事・労務
代表取締役
大手ゼネコン勤務後、1995年に社会保険労務士として都内最年少で開業。起業支援ポータルサイト「ドリームゲート」アドバイザーとして新規就農にも相談に乗っている。農業を通したリーダーシップ研修の場として自社農園「アルパカファーム」を運営。八戸農業ビジネスナイトセミナーや、FM東京「あぐりずむ」の出演プロデュースなども。著書『脱家族経営!若者に魅力ある農業経営のレシピを教えます。』ほか。
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