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【地域活性化という「遊び」】
おじいちゃん見ていてくださいね
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第78回 2022年09月09日
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悲しみを表すかのような大雨。
集落のおばあちゃんを乗せて葬儀場を出ると
道路が深さ20センチはあろうかというくらい冠水していました。
子たちのヒーローだった長老。
もう93歳というのに
つい先日まで
元気に山仕事されていたのですが
山仕事の途中
何かの拍子に頭を打たれたということで緊急入院。
ちょうど集落の夏祭りの日程を
決めたところでみんな大慌て。
でもあのスーパーおじいちゃんならきっと回復して
当日は元気にみんなで楽しくお祭りができると信じていたのですが
その願いは叶いませんでした。
しかしいつまでも悲しんでばかり
いるわけにもいかず
日頃神社のことをとても気にかけて掃除やお参りを
欠かさずしておられたということも思い出して
神事でもある夏祭りはやはり予定通り行なうことにしよう
おじいちゃんもきっとそれを望んでいる
と気持ちを切り替え
祭り前日いつものように子たちと
山へ笹を採りに行きました。
しかしこの日もなぜかひどい雨。
雨の中毎年一緒に来ていたことを思い出して
涙が止まりませんでした。
採ってきた笹を
綺麗に洗って乾かして
葉をちぎってより分けてと
おじいちゃんがやるととてもスローなのですが
仕事はとても丁寧で綺麗でした。
集落のおばあちゃんを乗せて葬儀場を出ると
道路が深さ20センチはあろうかというくらい冠水していました。
子たちのヒーローだった長老。
もう93歳というのに
つい先日まで
元気に山仕事されていたのですが
山仕事の途中
何かの拍子に頭を打たれたということで緊急入院。
ちょうど集落の夏祭りの日程を
決めたところでみんな大慌て。
でもあのスーパーおじいちゃんならきっと回復して
当日は元気にみんなで楽しくお祭りができると信じていたのですが
その願いは叶いませんでした。
しかしいつまでも悲しんでばかり
いるわけにもいかず
日頃神社のことをとても気にかけて掃除やお参りを
欠かさずしておられたということも思い出して
神事でもある夏祭りはやはり予定通り行なうことにしよう
おじいちゃんもきっとそれを望んでいる
と気持ちを切り替え
祭り前日いつものように子たちと
山へ笹を採りに行きました。
しかしこの日もなぜかひどい雨。
雨の中毎年一緒に来ていたことを思い出して
涙が止まりませんでした。
採ってきた笹を
綺麗に洗って乾かして
葉をちぎってより分けてと
おじいちゃんがやるととてもスローなのですが
仕事はとても丁寧で綺麗でした。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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