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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

転作と水田は選択可能だとマジで考えてる?

いろいろな病気がある。「コムギなまぐさ黒穂病」は小麦にとって厄介な病気のひとつだ。長沼ではそうでもなかったが、7年くらい前から3年間ほど南空知で発生した。この病気が発生するとその圃場の小麦がすべて廃棄されたり、数年間小麦の作付けができなくなったりするようだ。
北海道農政部のサイトには、生臭い異臭を放ち減収するとある。2016年には30市町村で1000haを超え、21年には99haまで減少したらしい。原因は不明で、当時は登録農薬がなかった。あれやれ、これやれ、連作するな、種子を使え……云々が書かれている。
道庁農政部がわからんのだったらと、金髪・ブルーアイの情報を調べてみた。検索ワードはTilletia cariesだ。「マネージメント(圃場管理)では殺菌剤を使い、秋まきの場合は初秋に(早まき?)、春まきは遅れて播く……」とある。パクったのか? 道庁農政部にも同じことが載っていた。
面白いことに、本当の病原がTilletia controversaだったと、最近わかったそうだ。それがわかってもね。この農薬を使えばバッチリ予防できる!っていうのが現状ではない。このような殺菌剤の使用目的はほとんどが予防で、麦の場合、治療効果がある農薬は存在するのだろうか。
という理由で、麦生産者は病気を発生させないために、登録が取れた殺菌剤を使う。北海道の使用基準では、麦に使用可能なものが30種類以上あり、生育期間内に数回使用できるので、ザックリ100回農薬散布できることになる。確認のため普及センターに確認したところ「そうですね」となった。消費者の皆さんご心配なく(ハートマーク) 100回も散布したら経営が潰れるので、実際には数回の散布(殺菌剤)で十分である。
元来、農薬は消費者のために使用する。これはハッキリ物申したいが、農薬を使いたくないのは消費者のためではない。農薬の削減は生産者の利益になるからだ。いや、生産者が農薬を散布中に「これは消費者の利益にならないからやりたくない」なんて考えるハンカクサイ生産者はいるのだろうか。

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