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江刺の稲

組み換え作物の商業生産開始を呼びかける

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 第316回 2022年10月31日

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「農業経営者の時代」「問うべきは我」「顧客は霞が関や大手町ではなく、マーケット」「安楽死に向かう敗北主義利権への安住をやめろ」「貧農史観からの脱却」「海外を合わせ鏡にして日本農業を見つめよう(鎖国した日本農業)」「水田への畑作技術体系導入」「乾田直播」「畑作野菜経営と契約栽培」「過剰施肥からの脱却」「目線の揃う異業種との連携」「遺伝子組み換え作物の導入」「息子よ、お前が後継者でなくてもよいのだ」「産業用大麻生産の必要性」「農業経営撤退のすすめ」「農村経営者という存在」「メイド・バイ・ジャパニーズ」「未来から逆算して今日を創ろう」「子実トウモロコシ生産による水田農業イノベーション」等々。
本誌がテーマとしてきた事柄を思いつくままに列挙してみた。その多くは少なからぬ人々の反発を買うこともあったし、「そんなことできるの?」と疑問も投げかけられた。でも、どうであろうか。「ウルグアイラウンド合意絶対反対」などと書かれたむしろ旗を掲げて国会デモが盛んな時代に創刊した本誌であるが、これらのテーマは、完全とはいかないまでも農業界で当たり前に語られるようになってきた。これは自慢じゃないが(いや自慢である)、本誌の主張は程度の差こそあれ、おおむね実現されるかその方向に進み始めている。もっとも、その実現まで10年、20年、あるいは30年の時代の変化を待たざるを得ないこともあった。
しかし、このなかでまったくといってよいほど実現していないテーマがある。「遺伝子組み換え作物の我が国での商業生産開始」である。それどころか、花粉症緩和米という素晴らしい組み換え育種を行なった農研機構が、遺伝子組み換えの研究そのものをやめてしまうという愚挙に出てしまった。多くの農業研究機関も右に倣えという状況で、ゲノム編集技術への風当たりが強くなりかねないからという理由からだ。農業研究に科学の目を取り戻せと言いたい。
そんなタイミングで組み換え作物の商業生産開始を呼びかける本誌。「Non-GMトウモロコシが年間150万t輸入されているのだからマーケットがある」と呼びかける本誌がなぜと問う人もいる。

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