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【地域活性化という「遊び」】
山の神様ありがとうございます
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第80回 2022年10月31日
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みのりの秋に
なんとなく冬の匂いも感じるほど
朝晩涼しい限界集落ですが
待望のジビエ加工施設いよいよ本格稼働です。
稼働前まで
農場からの帰り道
毎日のように鹿を見かけるし
放っておくと
農地が芝刈り機で刈ったように
草が食べられてしまうほど
山にはたくさんの鹿がおり
獣道を見つけ
数箇所に罠を設置すると
数日後には必ずと言っていいほど
鹿が獲れていたので
ちょっと容易に考えていたのが災いしたのか
いざ稼働となって2週間
いつものように罠を設置するも
なぜか1頭も獲れず
毎日見回りを終えて帰ってくる
長男の顔は
日に日に暗くなるばかり。
考えてみれば
くくり罠の踏み板の大きさは
直径たったの12センチ。
この果てしなく広い野山で
その小さな円の中心を獲物がジャストで踏んでくれなければ罠にはかかりません。
なんとなく冬の匂いも感じるほど
朝晩涼しい限界集落ですが
待望のジビエ加工施設いよいよ本格稼働です。
稼働前まで
農場からの帰り道
毎日のように鹿を見かけるし
放っておくと
農地が芝刈り機で刈ったように
草が食べられてしまうほど
山にはたくさんの鹿がおり
獣道を見つけ
数箇所に罠を設置すると
数日後には必ずと言っていいほど
鹿が獲れていたので
ちょっと容易に考えていたのが災いしたのか
いざ稼働となって2週間
いつものように罠を設置するも
なぜか1頭も獲れず
毎日見回りを終えて帰ってくる
長男の顔は
日に日に暗くなるばかり。
考えてみれば
くくり罠の踏み板の大きさは
直径たったの12センチ。
この果てしなく広い野山で
その小さな円の中心を獲物がジャストで踏んでくれなければ罠にはかかりません。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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