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さて来年は卯年。
年女の長女は
兄貴たちと一緒に
野山を駆け回って遊ぶのも好きだったのですが
なぜか本を読んだり絵を描いたり
縫い物をしたりという
室内の遊びが大好き。
ことに絵を描きはじめると
呼びかけても返事をしないくらい熱中していました。
本もよく読むからか
絵にはストーリー性もあって
なかなか面白いので
描いたものは小さな頃から
一枚残らず残してあります。
自分の干支でもあるせいか
その絵の中に登場する動物は
ウサギが多く
最近はそのウサギに服を着せたり
ハイヒールを履かせたりと
登場するキャラクターごとに
オリジナリティーも出てきて
紙に描いているだけではちょっと
もったいないような気がして
いろいろ考えていたところ
幸い僕らの今住んでいる家に
陶芸をしていた前の住人が残していった
陶芸用の電気窯があったのを思い出しました。
本格的な釉薬と絵筆を使っての絵付けは
子供にとってはちょっとハードルが高いのですが
いろいろ調べてみると
最近は手軽に描けるサインペンのようなものや
ハサミで切って貼り付ける
色紙のような釉薬もあり
800℃以上に温度の上がる窯があれば
素人でも手軽に陶芸作品作りができるという情報を得て
早速注文。
試しに長女にやらせてみたところ
これがバッチリ。
家にあった電気窯ももともとプロが使っていたものだったので
出来上がった陶器のクオリティも高いせいか
長女はすぐ夢中になって
楽しい楽しいと
次々に作っていました。
そのうち自分たちが家で使うだけでなく
三男が取り組んでいるコーヒーのラベルやマグカップなどにも
長女のデザインを取り入れたり
マグカップだけでなく
パスタ皿やラーメン鉢など
いろいろ楽しみながら作るうち
作品の数も結構増えてきて
家族が眺めているだけではもったいないし
長女も将来
絵本作家を目指してみようかなんて目標もできたので
じゃあ一度まとめて
多くの人に見てもらおうかということで
農場のレストランをギャラリーに見立て
展覧会を開催しました。
展覧会までの宣伝
展覧会当日のコーヒーや
ジビエを使った料理は
兄貴たちが担当し
作品の展示は父の担当。
生花は母と長女が担当。
いざ他の人に
作品を見てもらうとなると
自分たちだけで
眺めて楽しんでいるのとは違い
準備は本当に大変でしたが
ある意味
僕たちがこちらへ来て過ごした
14年間を
ぎゅっと詰め込んだような
素晴らしい一日となり
来場いただいたお客様にも
とても喜んでいただいたようで
とても嬉しかったです。
次の12年
我が家のウサギが野に遊ぶごとく
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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