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スーパー読者の経営力が選ぶあの商品この技術

浅野真英氏/秋田県大潟市

60歳までの残る20作で目標到達を志す浅野真英氏。積極的に新しい技術を導入する創意工夫の農業経営は、父親の「外に学べ」という教えと、面積に恵まれながらも常に作業に困難が付きまとう大潟村という環境だからこそ育まれたものだ。
 浅野真英氏は現在40歳。60歳を農業をやめる区切りと考えているので、残るコメ作りは20作しかない。

「そう考えると一年一年が勝負。自分の個性を生かした品質を維持したまま、最低50ha、できれば100haの大規模経営を目指している」 浅野氏が経営を継いだとき、父親は「自分が教えたら自分の年まで自分を越えられない。他人から学べ」と突き放した。だから浅野氏の学ぶ目は、常に外側に向けられてきた。

「面白そうな経営をしている人がいると聞くと、どこだって名刺片手に行ってみるんです。まともに機械が走らない底なし沼で農業をやってきた大潟村の歴史は重い。しかし、その中で確立された作業体系だけに固執していては新しいものは生まれない。父親の教えが利いたのか、プラスアルファのエッセンスはいつも外側にあるって思うんです」

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