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アルパカファームの経営・労務事件簿

売手も買手も影響大 インボイス実施間近

 小規模事業者にとっては頭の痛いインボイス制度が、今年10月から施行される。課税事業者になれば、いままで免除されていた消費税も払わなければならないし、取引を失う可能性もあるようだし…。
藤田 千代ちゃん、今日の農協の部会で、インボイスに関する資料が配られたよ。
千代 私も資料見たいです。動画で説明を聞いたんですけど、そもそもまず何をしたらいいのかわか
らないんですよね。
藤田 そうだよね、うちの場合は消費税の課税事業者だからまだそんなにややこしくないんだけど、千代ちゃんが仲のいい新規就農のグループのメンバーは選択を迫られて、悩んでたよ。
千代 消費税の免税事業者が多いですから、悩みますよね。でも動画を見ている限り、インボイスの発行ができないと大きな会社との取引は難しそうですよね。
藤田 一概に取引ができなくなるとは言えないけど、インボイスが発行できる業者を優先したりする流れは生まれてしまうかもね。何年間かは納付の減税措置があったり、対策はあるみたいだけど。
千代 そうなんですね。とはいえ、数年間しか措置がないのであれば、その期間で消費税の課税事業者にならないといけないのかな。グループの信念は“身の丈にあった持続可能な経営規模”だから、インボイスに左右されて売上を上げるために信念を曲げてほしくはないですけど、そうは言ってられないですよね…。
藤田 そういうことも含めて、一度彼らを伝法院先生に紹介しようと思うんだ。うちも話を聞きたいしね。このあと伝法院先生が資料を持ってきてくれるから、相談してみよう。

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