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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

やっぱり日本は小作人根性に溢れている


確かに麦や大豆がたくさん取れれば、農水の予算が比例して投入されるのは事実だ。だからと言って、財務省は安価な農産物を輸入して国内農業を衰退させましょう、そうすれば農水の予算削減に貢献できます、とは、ノーパンしゃぶしゃぶで股は開いても、短期的な真実を口が裂けても言えないでしょうね。
昭和の時代は農地売買の話があると、どうしても買いたい場合は売り主のところに売買金額とは別に札束、およそ100万円を差し出したなんて話をよく父から聞いた。お金がきれいに動けば農地売買の確率はほぼ100%になるが、後出しジャンケンで親戚がどうしても欲しがって……となると多少の上乗せで返金されることもあったと聞く。
先ほどの100万円はもちろんお互い、税務署には申告していない(だろう)。そんな農地の売買も、平成になり、税務的に有利な農業委員会のあっせん制度を使えば優遇税制があるので、札束で相手の顔をひっぱたくようなハレンチ行為はなくなった。
父は別会社を持っていて、「あの頃はひと月○○〇万円収入があった」と言っていた。会社経営をやっていればわかることだが、利益の半分近くが税金で召し上げられる。父は、儲かったと言うので、「粗利はその2倍くらいあったのか?」と聞いたら、衝撃の事実を口にした。「収入と利益は同じだ」と。ってことは「税金の申告してなかったのか?」と問いただしたところ、イケシャアシャアと「そうだ」と言うではないか。
いまは税務署内のパソコンで管轄外の取引もわかるのだろうけど、当時は反面調査等をしなければ税務署の管轄が違うとバレないことがあったようだ。以前は、たまたま大学生で亡くなった父の兄の同級生の税理士事務所にお願いしていたが、彼らが脱税に加担することは考えられない。今もってどうやってあの〇〇を2軒建てたのか聞きそびれてしまった。
現在は税務署上がりの方に税務をやっていただいているので「脱税して大きくなった会社はありません!」と明言します。はい、厳しく指導していただき、国民の義務を全うしています。

20年越しの農地交渉

さて農地の話だ。とある先輩生産者の農地を20年前から狙っていた。難しいことはわかっていた。なぜなら、そこそこ利害関係がなく親しいからだ。親しい生産者よりも嫌われていて直接「このバカ!」って言われたところの農地のほうが利用、購入しやすかった。
深層心理だが、やはり人はウソをつき、その場を丸く収めようとすることに長けている人からの購入は難しいようだ。

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