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最果ての一匹狼

地獄への入口

世間一般で良い取り組みと思うことに精一杯励んだ結果、地獄の底まで落ちるのにさほど時間はかからなかった。
私は、組織から飛び出し、まずは日本の中心の市場で生食馬鈴薯の販売に徹底的に取り組んでみた。市場の方たちが最初に言っていた「個人の生産者は大抵、3年で皆撤退する所だ」という意味が気になったが、自信はあった。馬鈴薯の味もさることながら、出荷時も宝石のように傷つけないよう丁寧に扱った。
ところが、結局いくら頑張っても、高値販売は無理だった。組織化された市場の闇――それでも10年粘ってみたが、市場の方々には私がアホに見えたかもしれない。10年も頑張ってみると、個人販売では決して生き残れない理由が理解できた。奴らとは別の世界で生きなければ、商売は成り立たない。何百年経っても無理なことがわかった。

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