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コメ記者熊野のコメ市場情報

現物市場開設のメリット 「みらい米市場」の役割

公益財団法人流通経済研究所が主導するコメの現物市場「みらい米市場」が今年9月にも開設される。マスメディアでも取り上げられたので概要は周知されているだろうが、報道を見る限り、既存の市場との違いや最大の目的であるコメの価格形成が可能になるのか判断しかねる事柄が多い。
さらに現物市場を開設するメリットがどこにあるのかという根本的な疑問さえ残る。そこで主催者から「みらい米市場」の事業計画書を取り寄せ、責任者に実際のコメの売買をどう行なうのか、生産者や買い手の流通業者等にとってどのようなメリットがあるのか、価格形成をどのように公にしていくのかなどについて率直に聞いてみた。
主催者が強調する最大のポイントは「オンライン取引によってコメ流通を変える」。それによりコメの需要拡大を図れるとし、みらい米市場が一歩を踏み出すことにこそ意義があるという。

JAや大手卸に出資依頼 ホクレンは前向きに協力

▽出資者と資本金
「全農系統や大手卸に声掛けしている。賛同を得ているのは産地側ではホクレン。ホクレンは北海道米チャレンジという取り組みを行なっており、協力いただけることになっている。他の全農県本部は実際に市場ができてみないと判断が付かないという感じ。全農は現物市場検討会のメンバーでもあり、国の方針も理解しているので協力してもらっている。単協の反応は市場ができても使うところと使わないところで分かれている」

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