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【Economic eye】
ロンドンジンの伝統を売る八王子蒸溜所
- 評論家 叶芳和
- 第20回 2023年07月27日
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東京八王子に、昨年、新しいジンメーカーが出現した。東京八王子蒸溜所だ(中澤眞太郎代表、42歳)。クラフトジンを造っているが、開業の年にいきなり、TWSC洋酒部門で金賞、銀賞を受賞した(2022年)。
「トーキョーハチオウジンCLASSIC」(45°)を飲んで、ジンの進化を感じた。私はジンの松脂味が苦手だったが、久しぶりに飲んで驚いた。カクテルを作らず、ストレートで飲んでも、フローラルな風味が堪能でき美味しい。
八王子蒸溜所は、日本最初の樹脂製内窓メーカーである大信工業(株)(創業1949年)の事業部門である。創業70周年ともなると、 新しいビジネスの芽を育て、事業の多角化で成長を模索するのが企業経営の常である(大信工業は従業員100人、売上高12億円)。三代目予定の中澤眞太郎氏は米国留学、音楽活動(トロンボーン)、飲食業界の三つの経験を積んできたが、この過去の経験を活かせるものとして「ジン」を選んだ。
「トーキョーハチオウジンCLASSIC」(45°)を飲んで、ジンの進化を感じた。私はジンの松脂味が苦手だったが、久しぶりに飲んで驚いた。カクテルを作らず、ストレートで飲んでも、フローラルな風味が堪能でき美味しい。
八王子蒸溜所は、日本最初の樹脂製内窓メーカーである大信工業(株)(創業1949年)の事業部門である。創業70周年ともなると、 新しいビジネスの芽を育て、事業の多角化で成長を模索するのが企業経営の常である(大信工業は従業員100人、売上高12億円)。三代目予定の中澤眞太郎氏は米国留学、音楽活動(トロンボーン)、飲食業界の三つの経験を積んできたが、この過去の経験を活かせるものとして「ジン」を選んだ。
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叶芳和 カノウヨシカズ
評論家
1943年、鹿児島県奄美大島生まれ。一橋大学大学院経済学研究科 博士課程修了。元・財団法人国民経済研究協会理事長。拓殖大学 国際開発学部教授、帝京平成大学現代ライフ学部教授を経て2012年から現職。主な著書は『農業・先進国型産業論』(日本経済新聞社1982年)、『赤い資本主義・中国』(東洋経済新報社1993年)、『走るアジア送れる日本』(日本評論社2003年)など。
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