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コメ記者熊野のコメ市場情報

「コメ市場」検討会開催 産業化に資する市場とは

農水省は8月9日に開催する「第3回米産業化のための意見交換会」で、現物市場開設を表明している流通経済研究所や、すでに現物取引を行なっている(株)日本農産、(株)クリスタルライス、(株)ウォーターセル(株)をオブザーバーとして招いて、既存の現物市場と新しく開設される現物市場の検討報告会を行なうことにしている。
一方、一般財団法人農政調査委員会は8月4日にコメ市場の可能性について千代田区紀尾井町で公開セミナーを開催、講師として全国米穀工業協同組合の中島良一前理事長((株)福岡農産会長)と日本穀物検定協会の塩川理事長を招き、コメ市場の在り方や画像取引について講演会を開催する。それだけではなく、8月17日に千葉市で開催される新米取引会では、事前に全国から集まった米穀業者を前に流通経済研究所や農政調査委員会が「コメ市場」について自社の取り組みやあるべき市場の姿を述べる場も設けられる。
「コメの市場」については前号で流通経済研究所が新たに立ち上げる「みらい米市場」の概要を質問
形式で紹介したが、この市場がコメ業界に与えるメリットを敢えて言えば取引デジタル化の先駆けに
なる可能性があるという一点である。デジタル化されればそれまでに考えられなかった新しい取引形
態が生まれるだけでなく、コメの価値そのものもデジタル化によって引き上げられる可能性がある。

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