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「たとえば10粒の種をきちんと播き、ていねいに世話をすれば、良い物が収穫できる。それを適当に播いて管理もいい加減では半分も収穫できないかもしれない。どうせやるならしっかりやろう。幸せの種を播く人になろう。そのために大地を耕そう、自分の心を耕そうと伝えています。私自身、どうせやるならおもしろおかしく農業をしたいとここまでやってきました。農業は私を生かしてくれました。だからこそ、若い農業者に夢や希望を持ってバトンを渡したい。そのためにも、これからも楽しく農業をしていきたいね」
後継として農業をしている息子は、妻と共に育休を取るなどイクメンぶりを発揮しているそうだ。それを“オヤジ”である大塚は「理解できない」とぼやきながらも認めている。新しい価値観を受け入れ、次の世代を育てながら、雪国・秋田での野菜の周年栽培と通年雇用の確立に、これからも挑んでいく。(敬称略)
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大塚和浩 オオツカカズヒロ
(有)大和農園
代表取締役
1961年、秋田県能代市生まれ。1982年、秋田県立農業短期大学を卒業後就農。1991年、秋田県初の野菜専門の農業法人として大和農園を設立し、代表取締役社長に就任。同年、全国農業コンクールで農林水産大臣賞を受賞。1993年、秋田県経営農業士に認定される。2000年、産直ハウス「ねぎっこ村」を設立し、2006年に法人化する。2019年、大日本農会 農事功績者表彰緑白綬有功章受章。現在は秋田県農業法人協会顧問(元会長)、JAあきた白神ねぎ部会部会長、秋田県農業士連絡協議会会長、能代南地区商店会会長などを務める。
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