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【地域活性化という「遊び」】
罠猟から猟銃へ 漁師シェフたちの決心
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第92回 2023年10月31日
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稲刈りも中盤にさしかかり
朝晩少し寒さを感じるほどに涼しくなると
裏山に鹿の鳴き声が響きます。
おかげさまで
息子たちがシェフを務めるレストランは
すでに年内の予約が全て埋まってしまうほど繁盛していますが
自分たちで捕らえた鹿肉をメインとして使っているため
レストランと並行して狩猟も行なわねばなりません。
ジビエというと一般的には
猟が解禁になる冬をイメージされる方が多いと思いますが
ジビエとしての鹿肉が美味しくなるのは実は
鹿の食べ物である草の多い夏。
エゾシカに比べ脂が少なく淡白な味わいとされる本州鹿も
この季節は脂がのってきて
香りも味も牛肉顔負けの素晴らしいお肉になります。
しかし近年の夏は危険なほど暑く
肝心の鹿が暑さを避けるため
山奥へ行ったきり里へ降りてこないので
8月はたいへんな不猟続き。
予約はたくさんいただくのですが
提供する食材が底をつき
もうすこしで休業というところまで追い込まれました。
朝晩少し寒さを感じるほどに涼しくなると
裏山に鹿の鳴き声が響きます。
おかげさまで
息子たちがシェフを務めるレストランは
すでに年内の予約が全て埋まってしまうほど繁盛していますが
自分たちで捕らえた鹿肉をメインとして使っているため
レストランと並行して狩猟も行なわねばなりません。
ジビエというと一般的には
猟が解禁になる冬をイメージされる方が多いと思いますが
ジビエとしての鹿肉が美味しくなるのは実は
鹿の食べ物である草の多い夏。
エゾシカに比べ脂が少なく淡白な味わいとされる本州鹿も
この季節は脂がのってきて
香りも味も牛肉顔負けの素晴らしいお肉になります。
しかし近年の夏は危険なほど暑く
肝心の鹿が暑さを避けるため
山奥へ行ったきり里へ降りてこないので
8月はたいへんな不猟続き。
予約はたくさんいただくのですが
提供する食材が底をつき
もうすこしで休業というところまで追い込まれました。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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