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特集

特性に合わせて圃場内運搬車を選ぶ!
不整地や傾斜地での作業性が高い圃場内運搬車

【索引タイプの高床式運搬車】


【4WD4WSですべての車輪が同一 ■乗用管理機愛菜家の運搬車 井関農機(株)】

 創刊号でも紹介した乗用管理機「愛菜家」のアタッチメントとして発売されている運搬車。

 北海道、あるいは本州の大きな野菜産地などでは、トラクタの後に運搬台を付けて、重量野菜を運搬している農業者が少なくない。現在の作付けの規模からいっても、機械に乗った状態で収穫した野菜などを運搬するという必要性はますます高まっているといえる。

 愛菜家は、そうしたニーズに応えたもので、本格的な乗用管理機として昨年から発売されている。愛菜家は、4WD(四輪駆動)4WS(四輪操舵)となっており、前輪と後輪が同じ軌跡をたどることができる。そのため枕地での小回り旋回や、圃場内でのバック操作も正確に行え、作物を傷める心配が少ない。とくに作物生育中の各種管理作業に格好の機械である。

 愛菜家のもう一つの魅力は、アタッチメントが豊富なこと。創刊号の読者からの問い合わせでも、とくに乗用で水稲の防除作業を行う要求が強いことから、同機のブームスプレーヤは稲作農業者のあいだで注目が高かったようだ。

 愛菜家のアタッチメントの一つに運搬車もラインアップされている。荷台に開閉が自由なあおりとキャスタを付けただけの単純な構造だが、本機にクイックヒッチで装着するのでバック走行も楽に安定して行え、最大積載量も三〇〇kgを確保している。最低地上高六二〇mm(本機・愛菜家の最低地上局は型式によって五〇〇、もしくは五六五mm)、車輪のトレッドはうね幅に合わせて一〇〇〇~一四〇〇mmに調整できる。

 キャスタのトレッドを本機のそれと同じ間隔の位置にセットすると、合計六個の車輪が同じ軌道を走行することができる。枕地での小回り回行ができ、作物を傷めずに作業ができる。サイドやリヤのあおりがワンタッチで水平に開くのも使い勝手がいい設計である。

 荷台寸法長さ一一〇〇×幅一六〇〇×高さ七〇〇mm。

 標準価格は愛菜家本機がJK11-75GWで一五七万円、運搬車二三万円。

 井関農機(株)=〒116東京都荒川区西日暮里五-三-一四 TEL.〇三-五六〇四-七六二〇。

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