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これは使えるこの技術

イネ・麦安定10俵どりの耕転・代かき法

 作業を見守り、ハローの実演もやったニプロの小林さんは、高松さんの代かきの作業組み立てを見て次のようにコメントしてくれた。

 「雑にやっても、いまの機械は(作業を)きれいに仕上げてくれるので、みんな大事なことを忘れている。とくに耕す深さに対して鈍感になっていますが、高松さんの代かきのやり方は理にかなっています」

 プラウで起こすと、確かに深くなって田植機の走行のときに、足を取られることが多くなる。しかし、高松さんは歩行型田植機を使用しているが、彼の二〇cmの耕深は、浅い田に慣れた人には確かに歩くのに大変かもしれない。もちろん乗用型なら問題はない。

 それよりも、いい作が取れて、安定した一〇俵どりが期待できる。その効果を高松さんは、耕起と代かきに求めているのだ。

 「ドライブハローの爪は水と土をたたいて、水を早く(ハローの)後に出して、レーキとの間で静かに(水と土を)落ち着かせるものですが、美田号はその点では、非常に理にかなったものですね。とくに(底面の)板の幅がいいんですね。幅が確保されているので、(代かきされた)土が落ち着くのだろうと思います」

 美田号が走行した後の田面の状態は、代かきのプロ、ニプロの小林さんにとっても驚きだったようである。

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