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ミニ精米プラント

3~5馬力精米機中心にシステム化

特別栽培米、縁故米など、集団または個人農家での産地精米技術への要望が高い。それに対応するように精米機メーカーでは、三~五馬力の業務用精米機に石抜機、小米選別機、計量機その他の関連機器を組み合わせたシステムを小規模産地精米用の「ミニ精米プラント」をシステム販売している。そこで、本特集では、現在「ミニ精米プラント」を製造し、販売している代表的メーカーである、タイワ農機(株)、(株)山本製作所、(株)サタケ製作所の三社に自社の「ミニ精米システム」についての解説をお願いした。
 特別栽培米、縁故米など、集団または個人農家での産地精米技術への要望が高い。それに対応するように精米機メーカーでは、三~五馬力の業務用精米機に石抜機、小米選別機、計量機その他の関連機器を組み合わせたシステムを小規模産地精米用の「ミニ精米プラント」をシステム販売している。

 そこで、本特集では、現在「ミニ精米プラント」を製造し、販売している代表的メーカーである、タイワ農機(株)、(株)山本製作所、(株)サタケ製作所の三社に自社の「ミニ精米システム」についての解説をお願いした。

 そのうち、タイワ農機(株)および(株)山本製作所についてはそれぞれ自社製品についての紹介をいただいた。

 しかし、(株)サタケ製作所については、「製品シリーズの中でいわゆるミニ精米プラントをシステムとして組むことは可能だが、当社としては制度上の問題、大規模精米施設と比較した品質管理上の問題、さらには大きな投資を必要とするが、それを回収する経営的条件を備え得る経営は限られるとも思え、積極的に自社製品を自ら紹介することは差し控えたい」(同社営業推進部長・石川 昭氏)

 という理由から同社による自社製品解説は得られなかったため、同社カタログをもとに本誌で関連商品を紹介した。

ミニ精米プラントの概要


 個々のメーカーについての製品紹介は本文に譲るが、現在「ミニ精米プラント」と呼ばれているものは三~五馬力程度の精米機を中心に、石抜機、小米選別、計量・袋詰機などを基本機器としてシステム化し、さらに要望に応じてシール機、集糠機、色彩選別機などを組み合わせている。しかし、実際の導入例では色彩選別についてはコストの点から入れてないケースが多いようだ。

 処理能力は、三馬力クラスで一五〇~二〇〇kg/毎時、五馬力で三〇〇kg/毎時というものである。

 昇降機等を組み合わせた精米プラント全体の据え付け寸法は、メーカー、処理能力、各機器の組合せや配置によっても異なり、また据え付け場所の条件によって変更も可能なため、詳しくは各社に問い合わせていただきたい。

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