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特集

進む野菜の播種・移植作業の機械化
ここまできた野菜の播種機・移植機

 カンショ移植機

 切り取った苗をマルチうねに挿入する移植機で、挿苗機ともいわれる。人力苗供給↓マルチカット↓苗挿入↓鎮圧を基本動作とする歩行型、乗用型と二方式がある。いずれも斜め挿苗方式であり、毎時二〇〇〇本程度が植えられる。


【(2)ポット苗用半自動型移植機 葉菜類用(汎用型)】

葉菜類用(汎用型)

 植え付け機構として往復動式の開孔器を備える方式が多く、マルチ栽培にも適用できることが特長である。作業者はポッ卜苗を手で抜き取り、移植機の回転式苗受部(ロータリポット)に入れるのみでよく、毎時二〇〇〇~二五〇〇本が植えられる。苗受部の内筒(ライナ)や開孔器の種類を交換することにより、小苗のセル成型苗からビニポットで育苗された加工用トマトなど大きな苗にも利用できる広い適応性を備えていることも大きな特長である。

 歩行型が主力となっているが、トラクタ装着式の複条型もある。歩行型の多くは傾斜地用の水平制御機構を備えており、このほか植え付け深さの自動制御装置、欠苗検知装置を備えたものもある。一般的にうね幅やうね高さに対する調節範囲は広いが、地域の栽培様式に対応するため、高うね栽培用や往復二条植えができるようにした機種もある。

葉菜類用(専用型)

 とくにレタスの全面マルチ栽培用に開発された機種で、一〇a当たり九〇〇〇本の密植栽培が行えるようにしている。バーナ式のマルチカッ卜装置、植え付け深さの自動制御装置、機体水平制御装置、欠苗検知装置などを備えるとともに、全面マルチ上を安定走行するための案内輪やタイヤの採用、車体の軽量化など種々の特長を有している。

 エンジンのほかバッテリで駆動する機種もあり、毎時二.〇~二.二aの作業能率を備えている。

(3)ポット苗用全自動型移植機 裸地用移植機

 表3に示すような機種がある。最近開発されたc機は二六四株が連結された紙筒(チェーンポット)を用いているのが特長である。苗載せ台のポットは連続的に引き出され、四本の挟やく爪により一株ずつ切り離された後、溝に置かれ、覆土、鎮圧される。毎秒二株の高速植え付けが行え、キャベツ、ブロッコリ、ハクサイ、レタスなど葉菜類に利用されている。

 d機は四条用のタマネギ移植機で、専用のトレイ、培土で育苗されたセル成型苗が用いられる。装てんされたトレイの裏面から一株ずつ苗を押し出し、苗受け、横送りコンベヤを経て、植え付けコンベヤで葉部をはさんで溝に植え付ける。毎時六~九aと高い能率を備えている。タマネギのほか、葉ネギやニラ及びキャベツ、ブロッコリに適用できる機種も開発されている。

 マルチ用移植機

 表4に示す移植機が開発されている。f機は成型加工したペーパーポット(パルプモールドポット)を使用する移植機で、ダブルロータリと呼ばれる回転式の植え付け機構により、先端の挟やく爪でポットを一株ずつ切断して植え付ける。植え付け深さ、傾斜などに対する自動制御装置を備えている。

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