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【特集】
ミニライスセンターいま注目の新しい米の貯留・乾燥・調製施設
- 編集部
- 1994年09月01日
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規模拡大要求を満たし小回りがきくミニライスセンター
【大きな荷受け能力】
現在、米の乾燥調整作業に求められる要求は、次のようなものだろう。一つは、荷受け能力の向上であり、第二に荷受けや処理の融通性の高さ、第三に個別乾燥への要求、そして第四に品質の高い良食味の米に仕上げるということだろう。
こうした要求を満たすものとして、最近、ミニライスセンターが乾燥機メーカー各社から発売されている。処理面積に合わせて、乾燥機など各種の能力を持った機械が自由に組み合わせられるようになっている。
まず、荷受け能力だが、最近は五条や六条処理の自脱型コンバインが普及するようになって、コンバインの作業能率はたいへん高くなってきている。一〇aをわずか一〇分足らずで収穫するコンバインさえ登場。しかも、グレンタンクの容量が一五〇〇リットルを超すものもある。
コンバインの能力に追いつかない乾燥作業のもどかしさは、コンバイン能力の向上によって、いっそう切実さを増しているといえる
ミニライスセンターは、この荷受け能力を増すために、何らかの貯留機能を持った施設をラインの中に設けている。収穫したモミを一時貯留する仕組みを持てば、乾燥調整作業を気にせずに、短い期間に集中する収穫作業に専念することができる。その結果、これまでネックとなっていた乾燥処理能力と収穫能力のギャップを埋め、収穫の請負面積をさらに拡大することも可能としている。
一時貯留方式には、大型ライスセンターやカントリーエレベーターにも採用されてきた貯蔵ビンを備えたシステムや、あるいは貯留を主目的にした貯蔵施設に乾燥能力を持たせたもの、さらに、乾燥機と並列に設置する法冷タンクを組み込んだ形で処理量をさばくシステムなどが発売されている。
荷受け能力を増すために考えられるもう一つの方法は、乾燥機自体の容量を増やすことだ。メーカーによっては、一度に二〇tを張り込み処理できる乾燥機も発売している。
【大きな荷受け能力】
現在、米の乾燥調整作業に求められる要求は、次のようなものだろう。一つは、荷受け能力の向上であり、第二に荷受けや処理の融通性の高さ、第三に個別乾燥への要求、そして第四に品質の高い良食味の米に仕上げるということだろう。
こうした要求を満たすものとして、最近、ミニライスセンターが乾燥機メーカー各社から発売されている。処理面積に合わせて、乾燥機など各種の能力を持った機械が自由に組み合わせられるようになっている。
まず、荷受け能力だが、最近は五条や六条処理の自脱型コンバインが普及するようになって、コンバインの作業能率はたいへん高くなってきている。一〇aをわずか一〇分足らずで収穫するコンバインさえ登場。しかも、グレンタンクの容量が一五〇〇リットルを超すものもある。
コンバインの能力に追いつかない乾燥作業のもどかしさは、コンバイン能力の向上によって、いっそう切実さを増しているといえる
ミニライスセンターは、この荷受け能力を増すために、何らかの貯留機能を持った施設をラインの中に設けている。収穫したモミを一時貯留する仕組みを持てば、乾燥調整作業を気にせずに、短い期間に集中する収穫作業に専念することができる。その結果、これまでネックとなっていた乾燥処理能力と収穫能力のギャップを埋め、収穫の請負面積をさらに拡大することも可能としている。
一時貯留方式には、大型ライスセンターやカントリーエレベーターにも採用されてきた貯蔵ビンを備えたシステムや、あるいは貯留を主目的にした貯蔵施設に乾燥能力を持たせたもの、さらに、乾燥機と並列に設置する法冷タンクを組み込んだ形で処理量をさばくシステムなどが発売されている。
荷受け能力を増すために考えられるもう一つの方法は、乾燥機自体の容量を増やすことだ。メーカーによっては、一度に二〇tを張り込み処理できる乾燥機も発売している。
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